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髄膜炎の診断続き [医学関連]

 髄膜炎の診断について、前回に続いて「その2」です。

 髄膜炎の診断に関しては、別の文献によれば、ほぼすべての患者さんが、発熱、項部硬直、意識状態の変化のいずれかを有していたそうです。感度100%と言う事で、どれも認めない人は髄膜炎を否定して良いようですね。

 頭痛は50%の患者さんに認めるそうで、感度は50%です。Kernig徴候、Brudzinski徴候は約60%に認めるそうです。

 発熱、頭痛、Jolt accentuationの3つを認めるかどうかでは、感度100%、特異度54%だそうです。

 腰椎穿刺を行うべきか、、、 ある患者さんが頭痛と発熱で来院されました。髄膜炎の頻度は10%と考えます。治療閾値の話をすれば、、、

 腰椎穿刺をすると軽いものも含めて約20%に合併症が起こり、そのインパクトは0.8とします。腰椎穿刺をすれば診断がほぼ確定し、治療方針が決まりますので、その頻度は90%でインパクトは0.9とします。

 腰椎穿刺をすべき閾値は、、、、0.2×0.8÷(0.9×0.9)=0.1975で、約20%です。

 問診の段階では腰椎穿刺は出来ないですね、、、、Jolt accentuationも認めたとすれば、陽性尤度比は感度÷(1-特異度)ですので、1÷(1-0.54)=2.27となります。事前オッズは1÷9です(有る確率÷ない確率です)ので、頭痛、発熱、Jolt accentuationを認めた場合、事後オッズは1÷9×2.27=0.252、つまり、20%となります。

 腰椎穿刺をすべきとする20%と同じです。もう少し何かないとやれないでしょうね、、、、、やはり問診をしっかりとし、髄膜炎の可能性が高くないとね!

 また腰椎穿刺で陽性と診断されても細菌性髄膜炎だったのはたったの3.7%と言う報告もありますので、、、腰椎穿刺をする意義はないと言う事もできますが、、、、やはり細菌性髄膜炎は重篤な疾患ですので、検査は必要です。

 ちなみに、、、皆さんは腰椎穿刺のやり方を知っていますか?

 とりとめもない記事になってしまいました。
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TOMOちゃんズ

必要のない検査は、できるだけ避けるようにということですね.
S-Gカテーテルの挿入も今は、随分と
見直されてきていますしね.
ただこうした侵襲的な検査の頻度が減ると
medical educationという面では少し困りますね.
by TOMOちゃんズ (2009-01-06 10:46) 

Kim

TOMOちゃんズさん、コメント&nice!ありがとうございます。

確かに教育の面で言えば侵襲的な処置は多い方が良いですね。色々難しいですね!


by Kim (2009-01-06 11:09) 

shiraisi

こんばんは。

腰椎穿刺の後に、安静と水分をちゃんと取らないと頭痛が起こるらしいですね。私はやった事はありませんが、友人が受けた際にはかなり痛かったと言っていました。
by shiraisi (2009-01-07 21:35) 

Kim

shiraisiさん、コメント&nice!ありがとうございます。

貴重な体験談ありがとうございます。確かに痛い処置のようですね。

ちなみに「腰椎穿刺のやり方を知っていますか?」のリンクの最後の方に、安静は有用とは言えないと書かれています。まあ、安静はそれほど害はないでしょうから、、、


by Kim (2009-01-07 21:53) 

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