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風邪に抗生物質は有害です(たぶん) [医学関連]

 時間外に来られる患者さんが良く言います(私は時間外しか風邪の患者さんを診察させて頂いておりません)。「抗生物質を下さい」と。理由はさまざまでしょうが、抗生物質は万能薬だと思っているのでしょう。

 しかし、私は出しません。なぜなら医療は普通のサービスとは違い、サービスを受ける人の言う通りにする必要がないからです。私は説明が下手なのでよく患者さんを怒らせてしまいますが、、、、風邪に抗生物質を出す事は罪だと思っているので、絶対譲りません。

 理由は以下の通りです。

・風邪はウイルスによる上気道感染症で、抗生物質はウイルスには無効です。
・引き続いて起こるかも知れない細菌感染症を予防する効果はありません。
・どんな薬にも副作用があります。
・抗生物質を飲むと危険な事もあります。

 また本来抗生物質は、攻撃する相手によって使うものが違います。すべての細菌に効果がある抗生物質と言うのはありません。よって、攻撃する相手が分からないのに適当に出すと言うのは間違いです。例えば髄膜炎で原因菌が分からないと言う事もありますが、その場合には、こう言った細菌の事が多いから、この抗生物質を出しましょうというのがある程度決まっています。
 しかし、風邪はウイルス感染ですから、、、当然原因となりやすい細菌のリストはありません。攻撃する相手がいませんので、抗生物質は出せません。

 しかし、抗生物質を出す医者は日本に限らずいます。今回はこの事について考えてみましょう。

 諸外国でも抗生物質は処方されていて、ある研究では78%に抗生物質が投与され、その3分の1が広域の抗生物質だったそうです。

 まず抗生物質を出す理由に挙げられるもの、、、、

 日本では、薬を沢山出せば出すほど医者の収入は増えます。よって、風邪ですから家でゆっくりして下さいと言えば(これが本来正しい風邪の対処です)診察料しか収入がありませんが、解熱剤、抗生物質、咳止め、鼻水を止める薬を、、、そうそう、栄養をつけるために点滴もしましょう!と言えばかなり儲かります。ちなみに、通常腕からうつ点滴に栄養をつける効果はありません。

 患者さんが希望する。先ほど私は良くけんかすると書きましたが、患者さんは特効薬だと思っていますので、こちらの説明を聞いてくれません。よって、抗生物質下さいと言われたら、はい分かりました、じゃあ2種類ぐらい出しておきましょうかね、、、7日分、、と言えば、あの先生は優しくて良い先生!と言われます。

 しかし、それで良いのでしょうか?

 この文献によれば、

 プラセボに比較して、抗生物質を飲んだ群は、症状が持続する相対危険度(RR)は0.89(95%信頼区間が0.77-1.04)だったそうです。

 抗生物質を飲めば、1週間以上症状が続いた人が483人中170人(25.3%)だったそうですが、抗生物質を飲まない人は664人中168人(35.2%)だったそうです。NNTにすれば、約10です。症状を1週間以上続かせないために抗生物質を10人に投与すれば一人意味があると言う訳です。NNTが10と言うのは結構有効です。
 抗生物質は効くんじゃないか!と思うかも知れませんが、95%信頼区間が1を挟んでいるのは問題です。これは、そのリスクがもしかすると0.77であったり、1.04だったりする可能性もあると言う事です。よってこの結果から抗生物質が有効であるとする結論は導き出せません。

 副作用は1.8(95%信頼区間が1.01-3.21)だったそうです。95%信頼区間が1.01から始っていますので、、、もしかしたら差がないと言う可能性もあるのですが、NNHは12.5です。抗生物質を投与すると12.5人に一人副作用があると言う訳です。
 また、大人は特に危険が高いことが分かっています。2.62(1.32-5.18)です(NNHは10.9)から、、、、子供はあまり危険は高くなかったようです。相対危険度は0.91(95%CIが0.51-1.63)でした。

 よって抗生物質を投与する事による効果があるとは認められず(ないとも認められないのですが)、特に大人は副作用が出る事が分かっており、風邪は普通何もしなくても治りますので、風邪に抗生物質を投与する事は勧められません。

 もちろん、この論文は、絶対に投与してはいけないと言う結論ではないのですが、、、、、、もし風邪が死ぬかも知れない重大な病気であれば、投与する事になるかも知れません。

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ふりーだむ

抗生物質を熱さましぐらいに思っている人も、けっこういたりするので・・・昔の自分ですが・・・^^;
そもそも、風邪ってどんな原因で起こって、どこをどうすれば治るの?というところが、案外周知されていない病気かもしれません。つまり、「不知」の病ですね。だから、やみくもに「特効薬」である抗生物質に依存する傾向が強いんじゃないでしょうか。
by ふりーだむ (2009-01-15 08:54) 

Kim

ふりーだむさん、コメントありがとうございます。

確かに熱が下がると思っている人もいるんでしょうね。もちろんそんな作用はありませんが、、、、、

色々知識を広めて行く必要がありますね。

ちなみに、別の文献によれば、風邪をひいた後1ヶ月以内に肺炎になる患者さんは、抗生物質を投与された人は1.1%で、そうでないと1.7%だったそうです。NNTでは161ですので、あまり有用とは言えません。


by Kim (2009-01-15 09:31) 

TOMOちゃんズ

私たちの病院では、風邪には抗生剤は出さないように
心がけています.
じっくりと説明をする必要があり、ちょっと大変ですが.
知り合いのHクリニックでは
患者さんへの啓蒙、教育が徹底しており
通院されている方から 抗生剤を下さいと
いわれることは皆無です.
by TOMOちゃんズ (2009-01-15 17:46) 

Kim

TOMOちゃんズさん、コメントありがとうございます。

先生の病院も心がけているんですね。患者さんが欲しいと言わないと言うのは素晴らしいですね!やはり教育と言うのはとっても重要ですね。

噂ではタミフルもそろそろ効かなくなってくるとか、、、、


by Kim (2009-01-15 18:30) 

shiraisi

こんばんは。

確かに内科でやたら抗生物質を出す先生も居ますが、出さない先生も居ますね。
掛かり付けの耳鼻科の先生は、状況によって出したり出さなかったりします。

耐性菌を作ったのは、人間です。正しい知識を身に付ける時期なのではないでしょうか?
あと、最近点滴バーが流行りらしいですね。(朝日新聞より…)
by shiraisi (2009-01-15 22:09) 

Kim

shiraisiさん、コメント&nice!ありがとうございます。

出すべきか出さないべきかは色々難しい判断なのですが、多くの先生は気軽に出しすぎだと感じています。

そうです!耐性菌を作らないようにしないといけないのです。しかし、畜産などで抗生物質を沢山使っており、医療で使っているせいではないと言う意見もあります。

点滴バーについては何も言いません。自費ですから、、、、お好きなようにと思います。病院でも、全部自費で払うからと言われれば、ほとんどの事はやると思います。もちろん害についてはお話しますが、それでも欲しいと言えば、私は出します。自費ならば誰にも迷惑かけないと思うので。


by Kim (2009-01-16 00:49) 

内科医

前は解熱剤で投稿したものです・・

風邪だ(ウイルス性急性上気道炎)!と言い切るのは
内科医にとって、とっても難しいのです。

マイコプラズマ肺炎を初めとする異型肺炎、百日咳、
はたまた結核、非結核性抗酸菌症、急性喉頭蓋炎、等々・・・
抗生物質を投与したとたんに劇的に効果を発揮するものも
あります。
発熱だけで 呼吸器症状や消化器症状を伴わないものは
髄膜炎だのIEだのと・・・・

アレルギー性気管支炎、咳喘息はアレルギーの薬を出さないと
治らないですし・・・

ですので、「3日たっても治らなければ、必ず受診すること!」の
ムンテラは必須で
前医を転々としている人(結構います・・)には
じゃあ・・・と適切な抗生剤を出したり アレルギーの検査をしたり・・・

風邪は万病の元というか 万病の初期症状であることも多いですし
奥が深いです。

ブログはいつも楽しみにしてます。
by 内科医 (2009-01-16 13:40) 

のりっち

うちの夫がよく通っている耳鼻科の先生は、薬をたくさん処方するのがお好きなようで、昨年夫が風邪でかかったら抗生剤やプレドニンまで処方されていました。・・・確かに少しこじらせてはいましたが、プレドニンはいらんでしょう。ということで抗生剤とプレドニンは取り上げました。
風邪は栄養を摂って暖かくして寝てたら治ります。うちの夫の場合栄養は摂りすぎるくらい摂ってるし、よく寝る人なので黙って寝てたらいいと思います。
by のりっち (2009-01-16 14:12) 

Kim

内科医さん、コメントありがとうございます。そしていつも見て頂き感謝申し上げます。

確かに風邪だと診断するのは本当は難しいです。おっしゃるように3日経って改善がなければ私も抗生物質出しています。その場合には必ずレントゲンを撮ります。異常がなければ、気管支炎と言う診断ですね。

今日の朝から鼻水が、、、、と言う人にまで抗生物質を出す事は辞めたいですね。噂では鼻を侵す細菌はあまりいないそうですから、、、

これからもよろしくお願いいたします。


by Kim (2009-01-16 18:39) 

Kim

のりっちさん、コメントありがとうございます。

プレドニンまで出すなんてすごいですね!医者には良心があると信じたいですが、、、、何かアレルギー性のものと考えたのでしょうかね。

しかし、昔喘息にステロイドがやぶ医者と言われていたように、そのうち風邪にステロイドと言う時代が来るかも知れませんので、、、、


by Kim (2009-01-16 18:41) 

Kim

sungenさん、コメント&nice!ありがとうございます。

口の中を診たと言うのは、のどの奥の口蓋扁桃と言うものを診ています。そこが腫れていたり、白くなっていたりすれば、風邪ではなく扁桃腺炎の疑いが強くなり、抗生物質が有効です。

私は知識がないのでやりませんが、舌を診て漢方を出す先生もいます。

by Kim (2009-05-03 17:48) 

NO NAME

> なぜなら医療は普通のサービスとは違い、サービスを受ける人の言う通りにする必要がないからです。

馬鹿め。
自分の仕事だけが特別だなど、思い上がりも甚だしい。


医者は専門家として専門的な見地からの考察を求められた範囲で述べれば充分、治療方針を最終的に決定するのは客である患者本人である。
客が間違った薬の処方を望むのならそれに従うべきで、それで患者が苦しもうが死のうが、それは患者本人の責任だ。

世に無知な患者が多いのは世に蔓延った偽善的な医者のせいだということを知りなさい。
by NO NAME (2009-05-27 21:13) 

Kim

NO NAMEさん、大変貴重なコメントありがとうございます。

もちろん、医者だけが特別な仕事だとは思ってはいませんよ〜。

例えばパイロットは、トラブルがあった場合に、乗客の意見を聞いて引き返すかどうかを決める必要はありません。多くの人の命を守る義務があるので、大事な用事がある!そのまま飛び続けろ!と言う人の意見を聞く事はありません。乗客が直接機長に文句を言う権利は多分ないと思います。専門的な事ですので全権依頼して乗っている訳です。

医療でも、例えばある薬などが足りない状況(現在のインフルエンザの迅速検査キットはそうです)では、希望者全員にやっていたら、本当に必要な人に使えません。その場合には、使うか使わないかは医療者側が決めます。

また、緊急事態ですぐ対処をしなければ死んでしまうと言う場合に、家族や本人の了承を得なくても(時には反対されても)医療行為を行う事は許されています。それだけすごい資格だと言う事です。それをもらうためには、それなりの努力をした訳ですし、それなりの努力を続けているので、資格を維持させて頂いていると思います。

その他にも色々あるのですが、書ききれないので省略させて下さい。法律では国民の健康と公衆衛生を守るのが医者だとあります。国民とは一人一人でもありますし、みんなでもあるのです。

全部自費で受けて頂ければおっしゃる通りで良いのですが、医療資源(お金も含めて)には限りがあります。あまりお金を気にしなくても十分な医療を受けられる(本当に十分な医療を提供できていなくて申し訳ないのですが、理屈の上では)ためには、多少の不自由は受入れて頂けると幸いに存じます。

通常7割程度は他の人も払っている医療費からお金が出るのです。税金みたいなものです。それを使うためにはそれなりの理由が必要で、その理由を医師が適正に行ってくれていると言う信頼にゆだねている(制度上は)と言う事だと思います。

もちろん治療方針の決定に際し、患者さんやご家族の意見を全ての医療従事者が聞いていますが。

by Kim (2009-05-27 22:14) 

KAN

こんばんは。早起きして、現在猛威をふるっている新型インフル関連の記事を探しているうちに、こちらにたどり着きました。

僭越ですが、私の経験談を記載させて頂くことをお許しください。
私は二歳の女児の母ですが、親子共々、5月初旬より長く風邪症状を患っておりました。
痰および咳、喉の軽い腫れ、鼻水が続いていましたが、それほど重くはなかったため、抗生剤無しでずっとひきっぱなしで過ごしておりました。
(ちょっと症状が強くなった場合は、咳止めや痰切りは頂いていました)

八月になり、私の症状が重くなってきたので、かかりつけに抗生剤を出してもらいました。
その後、10日間で全快することができました。

娘についても時を同じくして徐々にひどくなって来ましたので、5日分の抗生剤をもらい、その後は全てすっきりと治っております。
親子で風邪症状が無いのは久々なので、とても気持ちの良い日々です。

抗生剤は細菌性の風邪については効く、という記事を随所で見かけます。
私の風邪症状はおそらく細菌性だったと思われます・・私自身は今回の投与に感謝しています。

このような細菌性の風邪につきましても、できたら情報として軽く示して頂けたらと思い、勝手ながら書かせて頂きました。
長々と失礼致しました。
素人の文にて、補足等あるかもしれません。お手数お掛け致します。
もし無いようでしたら、レスはお気になさらないでください。
by KAN (2009-08-27 04:25) 

Kim

KANさん、コメントありがとうございます。

まず再確認ですが、風邪はウイルスによる物です。通常の抗生物質はウイルスには効きません。また多くの場合予防投与と言うのは意味がありません。よって不要だと言うのがこの記事の趣旨です。

細菌が原因であると分かった時点で風邪ではありません。細菌性の風邪と言うのは正確には存在しません。細菌性の物には抗生物質が非常に有効です。これに対して抗生物質を使う事に対して反対するつもりは全くありませんし、私も使っています。

それから5月からずっと続く症状、、、、これだけで風邪ではありません。風邪は長くても1週間ぐらいで治る物です。よってKANさんは風邪に対して抗生物質を処方してもらったのではありません。

それから、大変失礼ですが、医学の分野(他の分野でもそうかも知れません)では、個々の体験談と言うのは一般化する事が難しいです。もちろん危険な副作用がたった1人の経験から発見されると言う事もあるのですが、KANさんの場合には、もしかしたら抗生物質を投与しなくても治ったかも知れません。投与しないと言う事は日をさかのぼって行えないので、抗生物質が有効であったと科学的に証明する事は困難です。

よって風邪に抗生物質が有効であるとは言えないと思います(もちろん有害とも言えませんが)。

しかし、貴重な体験談をコメント頂き感謝申し上げます。

by Kim (2009-08-27 08:11) 

KAN

Kimさん、お忙しい中、早々のご返答ありがとうございます。
素人である当方のコメントにつきまして、貴重なお時間を割かれまして、ご丁寧に対応くださいまして恐縮です。
私が申し上げるのも僭越ですが、研究熱心な御姿勢に感服致します。

大変遅くなりましたが、Kimさん宛というより、読んでいる読者に対しまして、勝手ながら補足させて頂くことをお許しください。

こちらのブログは専門的な内容で、専門知識を持った方向けだったのかも知れないのですが、検索でhitし、記事を拝見して、思わず個人的感想を書かせて頂きました。

しかし、風邪というものの認識が医療専門家のKimさんと、一般の素人とでは違う、ということをよく理解しておりませんでした。

Kimさんの、『細菌性の風邪は風邪ではない』『複数の医療機関で風邪と診断された症状(=一週間以上続く症状)が、実際は風邪ではない』という見解は、風邪の定義として、医学的にきちんとした根拠がおありになると思いますが、それは社会ではそれほど一般的ではない・・・と思います。


私自身の経緯を長々と申し上げるのは省略致しますが、3ヶ月間、都内の何件かの総合病院や医院を回って、どこでも風邪と言われました。それは医学的な診断ではなく、患者にわかりやすいようにそう言っているだけなのかもしれませんが、患者にとってはそこまで察することはできません。確かに言えるのは、「どこの医者も長い風邪と診断した」という事実のみです。

同じように、こちらのサイトを閲覧する多くの一般人が、風邪の厳密な定義を知らず、「ウイルス性も細菌性も風邪」「期間が長引いても風邪」と考えているとも思います。


この認識の齟齬によって、Kimさんには、このたび多大なるお手数をお掛け致しました。申し訳ありませんでした。



記事をお読みになった方で、私と同じように、風邪の定義を知らないままの方々に対しまして・・・風邪の認識がそもそも違っていたことが、どうか伝わりますことを願います。

Kimさんに対しましては、素人の見当違いな意見に真摯に対応くださいまして、心より感謝申し上げます。Kimさんの日々の尽力が益々実を結ばれますこと、またご多幸をお祈りしております。
by KAN (2009-09-04 02:12) 

Kim

KANさん、コメントありがとうございます。

丁寧にお返事頂き嬉しく思います。

まずこのブログは専門的な事も書いていますが、一般の方も読んで頂き、コメント頂くのは大歓迎です。難しい事を分かりやすく説明すると言うのは医療従事者にとって非常に重要な技術の一つですので、、、、

またブログは趣味の一部ですので、貴重な時間をさいていると言う事はありませんよ。楽しい時間の一つです。

風邪ですねと医者が言う場合、「原因がよく分からない」と言う意味でもあります。例えばくも膜下出血の患者さんは約半数が風邪と誤診されているそうです。病気の9割近くは「いわゆる風邪」ですから問題ありませんが、、、、個人的には風邪で数回受診したら風邪ではないと考えて対応させて頂いていますが、病院をあちこち変わった場合、やはり初診では風邪と言われる事が多いと思います。

一番良い病院の利用法は、治らない場合には又同じ病院にかかると言うことです。治らないからと別の病院へ転々とすると良くないと思います。治らないじゃないか!と同じ先生にかかれば、その先生も、これは何かあるンじゃないか、、、と思うと思います。

もちろん、その先生が態度が悪いなどかかりたくない理由があれば違う先生にかかって良いと思いますが、基本的に同じ医者にかかりましょう。

これは後日記事にしたいと思います。

by Kim (2009-09-04 10:17) 

ふうた

『「風邪」というのは、漠然とした症状の寄せ集めに過ぎないものです。
その原因は様々で、ウイルスが原因となっていることもあれば、
細菌の感染が原因となっていることもあります。時にはアレルギーやストレスが、免疫反応を介して、同じような症状を起こすこともあります。』

という説明がとある医者のサイトで書かれていました。
細菌が原因のものは風邪でない、と断定していいものなのでしょうか?

by ふうた (2011-02-18 08:24) 

Kim

ふうたさん、コメントありがとうございます。

断定出来ます。細菌性の上気道感染であると証明したら、それは風邪ではありません。扁桃腺炎や気管支炎と言う病名になり、風邪ではありません。これらを除外して原因が分からないのを風邪と言います。ほとんどはウイルス感染です。

紹介して頂いたサイトの先生が書かれている「風邪」は「いわゆる」と言う言葉がついていると考えて下さい。つまり医者が「風邪でしょうと言った場合」と言う事で、後で細菌が原因であったと分かる場合もあると言う事です。私なりに書き換えてみます。

風邪の診断は難しく、他の原因が見つからず、重症な病気ではなさそうだと言う時にとりあえずつける病名です。ほとんどはウイルス性の上気道炎ですが、まれに重大な疾患である場合があります。
細菌の感染、アレルギー、その他の病気だと後で分かる事もあります。よって、症状が続く場合(普通は数日で治ります)は再度受診した方が良いでしょう。
医師にとって風邪をちゃんと風邪と診断できる、つまり重症な病気を見逃さないと言う技術がとても重要ですが、一生勉強して行かなければならない難しいスキルの一つです。

参考になれば幸いです。

by Kim (2011-02-18 11:14) 

カオリン

はじめまして。
たいへん勉強になるお話、ありがとうございます。
患者の立場からコメントさせてください。

風邪はウィルスによる上気道感染症であり抗生物質の投薬の誤りをはっきりとこと認識したのは、10年くらい前、文藝春秋での近藤誠先生の寄稿文からでした。

その前年、乳腺炎での婦人科通院中に抗生物質でのアレルギー症状(蕁麻疹、発熱)また大病院ではMRSAで、七転八倒死ぬ思いをしましたので、抗生物質にたいしては、何も経験のない患者より深い思いがありました。

風邪に抗生物質を処方しない医師をホームドクターにすることをモットーとしていますが、医師の多くが処方する現状です。
やっと見つけたドクターがいても、転居があれば、1からスタート。病院ジプシーをすることになります。

先日、こどもの風邪で訪れた内科クリニックの医師は、当然のように抗生物質を処方しました。
風邪に抗生物質は有効ですか?と質問しました。
「熱があるのでバイキンを退治しなくてはならない。飲まなかったら肺炎になるかもしれないよ。」でした。
「昔、薬疹になったことがあり、安易に飲ませられない」とお断りしました。そして咳止めだけ処方され隣の薬局でもらいました。そこの薬剤師さんは「あれ?風邪なのに抗生物質が出ていないのはおかしいなぁ」と独り言。わたしは「風邪ウィルスに抗生物質は効かないでしょ?」と返すと、「最近の薬は進化してますから、よく出来ていて、抗生物質が効くんです。お腹の風邪はほとんどがウィルス性ですが、クラビットがよく効くんですよ。」でした。
憤りよりも悲しさが先に立ちました。

このままではいけない。僭越かもしれませんが、わたしたち患者が良い医師や良い薬剤師を育てるという決意と勇気を持って、わたしで出来る事を探して働きかけて行きたいと思います。

また、以下のサイトでは、研究会で風邪の5割は細菌感染症であると講義を受けたという医師の話がありました」
http://takatsukiekimae.or.jp/研究会に参加していますその6
新学説なのでしょうか?
このような講習が現実に行われ、安易に信じる医師がいるのです。
この国の医療の行く末を案じてやみません。

長文お許し下さい。
by カオリン (2011-06-25 16:19) 

Kim

カオリンさん、コメントありがとうございます。

貴重な体験談ありがとうございます。色々難しい問題ですが、風邪と診断したら抗生物質は効きません。これは紛れもない事実です。

肺炎の予防になると言うのもウソです。予防効果はありません。日本人は毎日抗生物質を飲んだら肺炎にならないと言っているのと同じです。

風邪の半数は細菌感染と言う話は、もし本当だとしたら、演者の信頼度はほぼゼロです。細菌感染と診断したのであれば、風邪ではありません。風邪に抗生物質は現時点では処方すべきでないです。

by Kim (2011-06-26 15:58) 

mica

つい昨日、腹痛と下痢をともなう風邪の様な症状があり、近くのクリニックで診ていただきました。大変愛想の良い医師でしたが、血液検査で細菌によるものではないと判定されたにもかかわらず、抗生物質を処方されました、が、こちらのブログを拝見し、やはり薬は飲まないことにしました。
そもそも、なぜ腹部レントゲンまで撮られる必要があるのか、と疑問に思っておりました。

ありがとうございました。


by mica (2011-10-10 10:16) 

Kim

micaさん、コメントありがとうございます。

抗生物質は難しいです。細菌性でないとはっきりと言われたのに抗生物質を出されたというのであれば、ちょっと違うかな、、、と思いますが、100%否定は出来ないので、、、と言う風であれば問題ありません。

レントゲンは色々なことが分かりますので、撮る理由は色々です。なかなかこの短いコメント欄には書けませんが、、、、

何かありましたら気軽に書き込んでいただければ幸いです。

by Kim (2011-10-10 11:49) 

mica

こちらこそ、お返事をありがとうございます :-)

CRPによる簡易血液検査でしたが、確かに、この風邪は「細菌性ではない」とはっきり仰られました。
また、腹部X線の画像で、ウイルスの作用で胃腸にガスが溜まっていること、便の水分が吸収されずに大腸にある様子などの説明をされ、フェロベリン配合錠を処方されました、が、咳止めや下痢止めなどを服用して、免疫作用に逆らうことにそれほどベネフィットがあるのか?です。

常々、なぜ病院間はおろか、同じ系列の病院の医師の間でさえレントゲンなどのデータが共有されないのかなど、医療について疑問に思っていることはいろいろありますが、幸い熱もなく、咳も軽いので、水分と栄養をとっておとなしく過ごすことにします。

再び、ありがとうございました!


by mica (2011-10-10 13:50) 

うさぎ

こんにちは。
10月30日から、咳などが出て、痰が変な味がし、2日に37.3度ほどの微熱で3日に内科に行ったところ、尿検査と体温、症状をみて抗生物質(レボフロキサシン)と漢方(本草麻黄)、ムコダインを7日分処方してもらい3日飲み続けましたが、一向に良くなる兆しがなく、ネットで抗生剤は風邪を治さないというのを知った日に、たまたま近くの漢方屋さんに入ったところ、そのまま抗生物質を飲み続けると体が乾いてしまうよ、今日からやめなさいと言われ、体を丈夫にするという森田製薬のタチカワ電解カルシウムとビタエックスのビオアクトLゴールド(プラセンタエキス・酵母エキス・レバーエキス←レバーって鉄分だし駄目なんですね・・。を勧められました。両方で1万ぐらい(半月分)するので少し迷いましたが、一ヶ月に一回は熱を出して自分の体の弱さに情けない思いで買いました。抗生剤もその日からやめました。一旦少し喉の痛みが軽くなった気がしてたんですが、咳と痰はずっと続き、昨日から38.5度です。よく見ると清涼飲料水と書いてあり・・これも効くのか・・信じて続けていいのか・・
また病院に行っても抗生剤を出されるだけだと思うし、迷ってます。
今日になってこちらを知り、頭が朦朧としてますが、書きました。

あと子供(1歳3ヶ月)が鼻が垂れたなと思うと中耳炎にすぐなりそのたびに抗生剤を服用してます。2週間ぐらい飲むのはざらで、薬を飲まなくなった日にまた保育園で熱がでたと言って呼び出されます。(中耳炎は抗生剤じゃないと駄目だと思いますが、、)ほとんどの薬漬けの生活ですが、大丈夫でしょうか?今後弱い体の子供にならないでしょうか?

あと培養してどの菌かわかってから抗生物質を投与したのじゃ遅いのでしょうか?

菌によるものかウイルスによるものか、血の検査でわかるんですよね?
by うさぎ (2011-10-11 16:19) 

Kim

micaさん、コメントありがとうございます。

書くと長くなるので、別記事にします。ご覧下さい!

細菌性でないと言われたのに、抗生物質を出すというのはおかしいと私は思いますが、そうしてはいけないという法律はありませんので、、、医師には裁量権があります。抗生物質は絶対に細菌性の病気にしか使ってはいけないということはないので、、、、でも現在は最近が悪さをしていなければ使わないのが正しいと言われています。

by Kim (2011-10-12 15:39) 

Kim

うさぎさん、コメントありがとうございます。

まず病院にかかる原則は、良くならない時には、再診すると言う事です。限られた時間で色々説明できないので困るのですが、多くの先生は今の治療が無効ならこれ、という方針があります。それは人によって全然違います。よって同じ先生に治らないんです、、、、とかかるべきです。また抗生剤を出される、、、と言う事はないと思います。出されることもあるでしょうが、それは色々な判断があってのことです。

漢方屋さんは、厳密に言えば、それは医師法違反です。治療を変更する(業として)のは保健指導、あるいは治療になり、医師と歯科医師にのみ許された行為です。それから1万円?もする薬を売ってくるのはどうでしょうか、、、、


今後弱い体の子供にならないでしょうか?と言う質問ですが、抗生物質のために体が弱くなると言う事はありませんよ。安心して飲んでください。

あと培養してどの菌かわかってから抗生物質を投与したのじゃ遅いのでしょうか?と言う質問ですが、緊急性を要しなければ、それがベストです。が、このままでは死んでしまいそうと言う時には使います。ある程度予想してです。

菌によるものかウイルスによるものか、血の検査でわかるんですよね?については分かりませんよ。検査は簡単な物ではありません。

これらについても記事にさせていただきます。ありがとうございました。

by Kim (2011-10-12 15:45) 

うさぎ

Kimさん、返信ありがとうございます。
昨晩は体中が痛く、熱があって、最悪な状態だったのですが、朝になったら、体の痛みも熱もなくほとんど治りかけてました。(すこしまだ咳が出るだけです。)抗生剤をやめて1週間でしたので、やはりウイルスによる風邪だったんですね。

kimさんの「抗生物質のために体が弱くなると言う事はありませんよ。安心して飲んでください。」という言葉に救われましたが、ひとつ知りたいのですが、子供は風邪を引くたびに免疫力をつけて強くなるとよく聞きますが、そのたびに抗生剤で体の中にある良い菌も殺してしまっていては、本当に体が強くなってるのかなぁと不安にもなります。それと抗生剤を普段良く飲んでいるといざという時に効かないということも聞きます。どうなんでしょうか・・?

あと中耳炎はアレルギーからも発症すると同じ年の子供を持つ友達から聞き(友達は子供が通ってるお医者様に聞いたようですが)今日耳鼻科の先生にそのことを伝えると「それは無い!」とはっきり言われました。
ちなみに先週金曜日にいつもの耳鼻科を受診し、問題ないと言われ、その晩耳を痛がり大泣き次の日にドバッと耳垂れが出ました。日曜に診療している病院に1時間かけ行き、蓄膿の薬をだそうか・・と言われましたが、通えないので耳の処置だけしてもらいました。そのことをいつものお医者様に言うと、首をかしげ・・「その医者は何を言ってるんだ」という顔をされていました。問題ないと言われた日に次の日に鼓膜が破れるほど重症に悪なるものかなぁと思いました。。
先生によって治療方針が違うと思いますが、ずっと繰り返し繰り返し中耳炎になっていて、薬が効かないので違う薬に変えたり、、別の理由が無いのか不安です。
そういった場合、別のお医者様に診ていただいた方がいいのかもっと詳しく鼻の検査などしてください!アレルギー検査もしてください!と意思を強く伝えた方がいいのか・・。

漢方屋さんの健康飲料水は、昨日からやめてます。医師法違反だったんですね。辞めたとたん体は快復するし・・。はぁ、何を信じればいいのか、、。

培養して・・がベストなんですね。子供の場合、細菌性髄膜炎とか一日で死にいたるケースもありますし、緊急性を要するのかどうかの見極めが難しいですよね・・。

それとウイルスか菌かわかるのは、検査は簡単な物ではありませんとありましたが、現時点でどのような事をすればわかるんですか?教えていただければ幸いです。

なんだか不安でいろいろ書いてしまいましたが・・どうぞ宜しくお願いいたします。
by うさぎ (2011-10-13 00:42) 

Kim

うさぎさん、コメントありがとうございます。

抗生剤を乱用していると耐性菌が増える可能性はありますが、免疫力については、、、大丈夫と思いますとしか言えません(そういう証拠を知らないので)。抗生物質だけで細菌がいなくなるわけではありませんので、抗生物質を使っていても体の免疫機構は働いていますよ。

アレルギーから来る中耳炎については専門外なのでよく分かりませんが、表現の問題です。患者さんは気になるでしょうが、医師も人間なので、同じ事でも色々ないい方になります。あまり気にされないのが一番です。
 例えばですが、アレルギーが直接中耳を冒すことはないとします。するとある先生は、絶対にアレルギーによる中耳炎はないと言います。が、医学には絶対がありませんので「アレルギーが原因と考えられた中耳炎の一例」と言う報告があるかもしれません。すると別の先生はあり得ると言います。また、アレルギーが周囲の臓器に発生し,その結果中耳炎になると言う事があるとします。それをアレルギーが原因という人もいれば、アレルギーは直接の原因じゃないので原因とは言えないという人もいます。困ったものですね。
 別に言えば、SKE48の松井珠理奈さんと玲奈さんはAKB48の歌のメンバーに頻繁に出てきます。彼女たちは前田敦子と同じグループであるという人もいれば、絶対に別のグループだという人もいます。AKB48のメンバーと言えばそうでしょうし、いやSKE48所属だから違うよ、、、みたいな。興味のない人には、AKBもSKEも同じようなもんだろ、、、もっと言えばアイドルという範疇で一緒でしょうし、もっと言えば芸能人という事で同じだろ、という感じです。

中耳炎の進行についてはよく分かりませんが、車検と同じで、すべての事が分かるわけではありません。車検から帰る途中で何かが故障することもあります。人間と車を一緒にしてはいけないのかも知れませんが、そんな感じです。本当は中耳炎がひどくなっていたのかも知れませんが、熱もないし、痛みも軽いし,鼓膜も赤くないし,,,と言う事はあります。全例例えばCT撮れば分かるかも知れませんが,そういうわけにはいきませんよね。

薬屋さんは攻めないであげてください。厳密には業として(お金を取る事をして、直接じゃなくてもアドバイスすることは業と思います)やってはいけませんが、薬を渡す時に、治らなかったら病院へ行って下さいねみたいなことは好意でやっているはずです(が、これもたぶん保健指導という専門の者しかやってはいけない行為です)。薬を売りたいがためのお言葉で、薬を買う側が判断すれば良いことです。厳密にやってしまうと薬屋さんは何も言えなくなってしまいます。

ウイルスか,細菌か?はすぐには書けないほど難しいので別記事にします。例えれば、総理大臣が靖国神社を参拝した場合、公人としてなのか、個人としてなのか判断するようなものだと思って下さい(つまりほぼ不可能、専門家の判断しかない)。

by Kim (2011-10-13 15:26) 

うさぎ

こんばんは。
kimさん、返信ありがとうございます。

抗生物質を使っていても体の免疫機構は働いていると言う言葉で、安心しました。徐々に子供が免疫力をつけて、強くなってウイルスに打ち勝ってもらうのを願うばかりです。

いろいろなお話を聞くと、奥が深く、難しいですね。。
先生も人間ですし、結果的にたまたま判断が違う場合だってあるでしょうし、長い経験の中でも特殊な症状や病も出てくると思いますしね、、。

どんどん人間は便利な機械などで体も動かさなくなり、退化して、弱くなっていってる気がしますが、そうならないように、日ごろから食事や運動、基本的な事をしっかりしないといけないですね。

漢方屋さんは、もう30年ぐらいされていて、遠方からも来られる有名な薬店で、継続して飲まれている方もいらっしゃり、私が購入したときもたまたま買いに来たおば様が「これを飲むと元気が出るのよ~」といってらっしゃいました。合う方はとてもいいんでしょうね。私もすっかり元気になりましたし、もしかして、これのお陰かもしれませんので、残っているものを試して、調子をみようと思います。

ウイルスか細菌か?の問題は、またゆっくり記事を読ませていただきたいです。

普段流れ作業的に内科や耳鼻科で受診しているので、ゆっくり先生に思っている事を聞けませんし、こういった場があることに本当に感謝しています。

ありがとうございました。
by うさぎ (2011-10-14 00:33) 

Kim

うさぎさん、コメントありがとうございます。

実際の外来はなかなかゆっくり話をさせて頂く時間がないのが残念ですが、このブログが少しでも役に立てば幸いです。

by Kim (2011-10-14 23:58) 

riben

いやはや厚顔無恥・傲岸不遜な態度の人物に対する
対応も立派で感服いたしました。

しかしながら医師をパイロットに例えるのはいかがなものでしょうか。
確かに我々患者は殊手術に於きましては一度サインをしたからには
手術台の上ではその命の全てを医師に託します。

ですが、患者が成人(具体的年齢は忘れました)である場合には
命の如何にかかわらず
本人及びその両親の一致意見による輸血拒否は可能であったと
存じております。

これはイェホバの商人の信者が医師により無許可で
輸血を実行されたことを許容せず、民事訴訟したことで
大変取りざたされました。

この例からも解るように医療というものは
その専門性の高さにもかかわらず

お薬の処方という論題からはずれましたが
上記のように医療は法律の観点からも
その決定基準は定かではありません。

これは薬の処方でも同様であるのではないかと思います。(知りませんが知らないからそう思います。)
従って、医師は患者が薬を希望するときに
その薬が絶対に必要がないのならばそれを拒否する権限があります。
しかしその場合に於いても十分に説明をされなければなりません。

医師が患者の望む薬を拒否する場合には、その薬が
不適用であるということを証明しない限りは
例え保険診療であれ患者の意思は尊重されうるべきであると
考えます。

もちろん貴方様には大変な誠意があり
保険診療如何ではなく患者様のお体を気遣ってということが
本意であると存じます。
しかしながら、それを重重に説明してもなお納得為されないのであれば、患者の意思に沿うか、仮にあなたが個人経営なのであれば
経営者らしく残念ながらにお客様にはお帰り願うしかありえません。
もちろん雇われであるならば経営方針に従うのが当然でしょう。

失礼ながら私はそこまでリスク対効果が悪いともいえない抗生剤を患者様と喧嘩するほど頑なに処方拒否する意味を、その他諸々の
を考慮した上で感じることはできませんが。(恐らく喧嘩と言うのは誇張表現なのでしょうが)どうでしょう?

現時点で抗生剤を悪と決めつけるのは些か早計であるように
感じられます。


素人である私がプロであるkimさんのような方にご意見申し上げて
大変恐縮であります。失礼いたしました。


p。s。
「しかし、昔喘息にステロイドがやぶ医者と言われていたように、そのうち風邪にステロイドと言う時代が来るかも知れませんので、、、、」
と仰られていますが、私的には抗生剤よりもステロイドのほうが
現時点では毒性が強いと判断されるべきと思うのですが
これは現時点で風邪にステロイド剤が有用であるということを
疑わせる根拠になり得るデータがあるから故の言葉なのでしょうか?

それとも現在はステロイド剤に風邪を治す効果は見受けられないが
将来的に風邪の特効薬がステロイド剤であったというようなことが
あり得るから
という意味で出た言葉のでしょうか?




by riben (2012-07-18 05:55) 

Kim

ribenさん、丁寧なコメントありがとうございます。

まずステロイドに関してです。ステロイドは風邪に有効というデータはもちろんありませんし、おっしゃるように抗生物質よりリスクが高いと思います。

説明不足でしたが、こういう事です。

私が研修医になったのは1992年です。喘息の治療としてステロイドをやるのはもうけ主義の医者のやることだと言われていました。ステロイドが効くことは経験的に分かっていましたが、副作用などの問題から、重症な患者さんにだけと習いました。が、もうけ主義だったのか分かりませんが、当時からステロイドを軽症にも使っている先生はいました。

しかし、その後喘息に対する考え方が変わり、ステロイドを使うのは理屈としても正しいと言うことになったのです。喘息は気管支の筋肉が縮む病気であったのでそれを和らげる薬を!だったのが、気管支の慢性炎症と言う事になったのでステロイドが正しい治療になりました。

そういう風に、いつか風邪にはステロイド!と言う時代が来る可能性はゼロではないという意味です。来ないと個人的には思っていますが。

by Kim (2012-07-18 09:32) 

Kim

それから、診療契約についてですが、抗生剤は出せませんとこちらが提示し、患者さんが納得しなければ、お帰り頂くのは正しいです。が、現場は色々です。私は夜などの担当が多いので、他へ行けと言っても、その時間他がやっていないことが多いです。

色々と大変です、、、、

あと抗生物質を出さないことをそんなに頑張る必要があるのか?と言う点ですが、個人としては頑張る必要はありません。目の前の患者さんに抗生剤を出せば儲かりますし、その人がどうなろうと、本人が強く希望しているのですから、例え死亡したとしても、裁判で激しく不利にはならないでしょう。

我々医師は国民全体、あるいは世界全体を考えます。同じように抗生物質を多くの人に出していると、耐性菌が増えて、いざという時に使えなくなる可能性があります。
また、医療費は現在どんどん増え続けています。このまま適当な治療を続けると、日本の医療制度は破綻します。破綻する頃には自分は死んでいるかも知れないし、まあ、ある程度の収入があるし、病院に勤めていれば診療にはお金が多くかからない(今勤めているところは職員は無料です)ので、いいんだと開き直れれば良いのですが、、、、、

医者はそういう事も考えていると言うこと、ご理解頂ければ幸いです。


by Kim (2012-07-18 09:45) 

ななまま

質問です。
この4日熱がさがりません。
病院に行っても正直抗生物質か解熱剤を出されて終わるので、ひたすら家でやすんでました。
ただ、介護と赤ちゃんの面倒があり、お姉ちゃんは幼稚園に行かせれません。周囲に押されてなくなく病院に行きました。
喉がホース二本ある感覚の、喉の痛みがありました。
あらかじめ薬は嫌いだ!と告げて、解熱剤は切れたらまた発熱するからいりません!とも言っておきました。
扁桃腺炎だから、扁桃腺治さないと熱が下がらないよ。と点滴と抗生物質一種類だけお薬もらいました。
喉の腫れに、抗生物質は有効ですか?
喉の腫れは風邪ではないのでしょうか?
by ななまま (2013-01-11 23:59) 

Kim

ななままさん、コメントありがとうございます。

なかなか熱が下がらないと心配ですね。

扁桃腺炎と診断されたんですよね。それでしたら抗生物質が有効ですよ。風邪ではありませんから。扁桃腺炎は細菌が原因です。喉の腫れに直接効くわけではありませんが、喉の腫れの原因が消えますから、腫れは自然に消えますよ。

風邪はウイルスによるものです。扁桃腺炎は細菌によるものです。両方がいっぺんに、、、と言う可能性はぜろではありませんが、扁桃腺炎が原因で喉が痛いのでしょう。

咳や鼻水はないのではないですか?それだと細菌感染が強く疑われますよ。
by Kim (2013-01-12 14:21) 

ななまま

大変わかりやすい説明有難うございました。
扁桃腺炎=ウィルスの風邪と思ってましたが、細菌が原因なんですね。
勉強になりました。
おかげさまでに熱が下がりました。

他に症状は、頭痛と昨夜は咳でねむれませんでした。
寝ようとすると、咳が出ます。
それも昔から疑問です。
by ななまま (2013-01-12 21:40) 

Kim

ななままさん、コメントありがとうございます。風邪は色々な病気でないと考えた上での判断です。

寝ようとすると咳が出るというのはずっとあるのでしたら、何か原因があるかも知れませんので呼吸器の先生に相談されるのが良いでしょうね。

by Kim (2013-01-12 23:41) 

ななまま

有難うございました。

咳は、いわゆる風邪をひいた時だけの症状です。
普段は介護と子育てに疲れて、子供と一緒に寝てしまいます。

私は医学について全くわかりませんが、先生のおっしゃる通り呼吸器が弱いせいかもしれませんね。

ご丁寧な回答有難うございました。

他のブログも楽しませてもらいます。
もちろん、専門分野以外で。
by ななまま (2013-01-13 14:43) 

Kim

ななままさん、コメントありがとうございます。

これからもよろしくお願いします!

by Kim (2013-01-15 00:18) 

まりな

実際抗生物質を患者にせがまれ仕方なしに出す先生もいるようですね。。
薬出すにしても漢方薬とビタミン剤のがいい気はします。
by まりな (2013-05-07 02:24) 

Kim

まりなさん、コメントありがとうございます。

そうです。日本人の抗生物質信仰がなくならないかぎり、なかなか難しいです。専門家である医者の言うことを聞いてくれない人も結構おられますし、あとで肺炎になったとか肺炎だったと言うことが分かると(診察時に抗生物質を出すことが有効だとは言えないのですが)、あの時出してくれていれば!と怒られることもありますし、、、、、

by Kim (2013-05-07 07:12) 

Kim

ハルアンクさんからコメントいただきました。メールアドレスが入っていましたので、削除してこちらにコピペさせていただきます。


初めまして、私は先生のお話には大賛成です^^

最近はなんでもかんでも抗生物質でひどいときはまだ検査結果も出ていないのに「とりあえず抗生物質を出しときます。」と言う先生もいます。

先日、子供が微熱だったのですがあまりの鼻水、鼻づまりに苦しそうだったので休日もあり、夜間小児急患センターに連れていったのですが、聴診器もパッパッパという感じでのどの奥をパッとみて
「風邪ですね、薬出すので待ってて下さい」とつっけんどんに言われ処方箋をもらって薬局にいくと「抗生物質も全部まざってますので」と・・・そこで初めて抗生物質が入っているのを知り微熱で抗生物質って・・・・と思い再度、抗生物質をのけてもらうようお願いをしたのですがものすごく面倒がられしまいには「何故、最初に言わないの!」
と怒り出す始末に唖然としました@@

その後薬は返していつもかかっている病院でお薬をもらって帰りました。
いつも行っている病院は医療センターなので時間外は救急じゃない限り行かないようにしているのですが、結局医療センターさんにお世話になってしまい重病の方達に混ざって申し訳ない気持ちになりました。

先生のように他の先生方も、もっと勉強するべきだと思います。
最近は患者さん側の方が色々と知っているかも・・

初めてのコメントで長々と申し訳ありませんm(- -)m
ちゃんとしてらっしゃるお医者さんもいるんだと嬉しくなりついつい愚痴になってしまって・・・・

いいお話ありがとうございました^^
by Kim (2013-09-16 22:09) 

Kim

ハルアンクさん、ありがとうございます。

抗生物質は難しいです。医師も不勉強な訳ではありません。患者さんも悪いです。

患者の権利はもちろんありますが、言うことを聞かない人も多いです。医者の言うことを聞くからこそ、自己負担が3割とかで済んでいると言う事がお分かりでないです。

あと説明説明と簡単に言いますが、説明には時間と手間がかかります。患者さんがたくさんいたら、抗生物質はいりませんよ、、、と話すよりも、出した方が楽です。

今の世の中抗生物質をほしがる患者さんが多すぎます。製薬会社も儲かりますし、きっと政府関係者も献金をもらっているでしょう。

そこを何とか変えていきたいと思っています。

by Kim (2013-09-16 22:13) 

ハルアンク

お答えありがとうございました。

勉強してほしいなんて・・・失礼なことを言いましたm(- -)m

本当に患者側にも問題は多いと思います。私もその一人かもしれませんね^^
私も子供も体に合わない薬がいくつかあるので少し神経質になっているのかもしれません。

先生のおっしゃるように色んな問題(お金やわがままな患者)があると思いますが患者側もお医者さんも相手を思いやる気持ちを大事にしてほしいと思います。

ありがとうございました。
by ハルアンク (2013-09-16 23:56) 

Kim

ハルアンクさん、コメントありがとうございます。

どちらにしても、抗生物質をくれと言えば、多くの医者が出してくれ、何千円の出費で済む、、、、、と言う国はたぶん日本だけだという事を知っておいて欲しいですよね。

アメリカでは何万円もとられますし、イギリスでは出してもらえません。というか、風邪で病院へ行くのは日本ぐらいでしょう。

by Kim (2013-09-17 09:07) 

コアラ子

ブログ記事を興味深く拝見させてもらいました。

私は割とタフであまり風邪をひかないし、ひいても病院にかからずに治ってしまうことが多いのですが、今回久しぶりに病院にかかりました。

かかりつけ医がなかったため、初めての病院に受診したのですが、
喉はそれほどでもないよと言われ、最近流行しているものもないしねと言われただけでした。
注射を勧められましたが、特に即効性はないと言われたので、苦手だしお薬だけもらうことにしました。

薬はセフジニルという抗生物質を含め5種類が出ました。(胃薬含む)

症状が高熱、喉の痛みだけにしては多いなと思いました。

子供の小児科でも思うのですが、薬をたくさん出す先生はいますね。
同じ効能・効果で重複して薬が出されることもあり必要なのかな?、子供の場合だと大丈夫なのかなと思ってしまいます。(幼児なので)

治りが悪いと再受診しますが、大抵また同じ薬を出されるだけなので、3回目は他の小児科に行っています。
薬は先生の好みがあるのでしょうか?(よく使う薬とか)

かかりつけ医を決めるのは難しいです。
by コアラ子 (2014-06-18 02:23) 

Kim

コアラ子さん、コメントありがとうございます。

その先生が良いかどうかはコメント出来ないのですが、私だったらまず注射はしません。何に対する注射だったのかは分かりませんが、、、、、、本当に風邪だと診断したのでしたら、飲み薬も出して二種類しか出しません。

良い先生を見つけるのは難しいですよね。

by Kim (2014-06-18 09:17) 

ゆみこんぶ

扁桃腺の腫れと抗生物質について調べたらたどり着きました。

扁桃腺が腫れて高熱でうなされお医者様を信じてロキソニンとクラビット500mgを処方され服用しました。

熱の辛さはロキソニンで誤魔化されロキソニンの効果が切れると体温上昇ぶり返される熱、そしてクラビットの副作用により我慢できない吐き気と指先の痺れ。

クラビットの副作用が辛くて食欲がますます飛んで行ってしまいました。1日たった1錠でこんなにも副作用がでるのかと泣き面に蜂です。抗生物質は続けて服用せねば効果が得られないのでじょうか?もう辛いのでロキソニンだけでなんとか治らない物かと布団でうーうー唸っている所です。

昔、歯医者に勤めていた頃にそこの歯医者で親知らずの抜歯をしてもらって処方されたジスロマックはこんなにもキツイ副作用なんて無かったのになぁ。

抗生物質の怖さを知りました。
by ゆみこんぶ (2014-11-24 18:23) 

Kim

ゆみこんぶさん、コメントありがとうございます。

喉の痛みと熱は辛いですよね。副作用ももちろん。クラビット500mgは結構な量ですので、副作用も辛いでしょう。それぐらい使わないと効果がないのですが。

薬はそれぞれ違いますので、ある薬は大丈夫なのに、別なのはひどい副作用が出るという事もあります。

お辛い時には是非病院へ行かれてください。違う薬もありますし、場合によっては薬以外の方法もあります。

早く治るといいですね。

by Kim (2014-11-24 19:02) 

しゅう

こんばんは。
抗生剤の副作用、薬疹で苦しんでいる者です。
副作用を何度も繰り返して抗生剤が怖くなり調べていたところ、こちらにたどり着きコメントさせていただきました。

そして、とても驚いています。
何処の病院に行っても抗生剤を処方されるので、私自身も抗生剤は当たり前のものと…
でも私の身体に合わず…どうしよう…と悩んでいましたが、抗生剤なしの処方があることにとても驚きました。
私も体調を崩すとすぐ病院を頼りにしすぎてた節があるので、気を付けたいと思います。

今回はようれんきん感染で抗生剤を飲んでいますが、また薬疹に苦しみながらの服用で…変えていただいた別の抗生剤でも副作用の悪化がみられるので、明日また病院に行って相談したいと思います。

私はよく喉の(俗に言う風邪)不調で痛みが酷く、続いて鼻水から咳きへと長引き病院に行くのですが、薬の種類と量の多さに毎回ウンザリします。
なので喉の痛みだけのうちに病院へ行って長引く前に治せたら、、、と思って薬を処方して貰うのですが、このような症状でも抗生剤なしでの薬の処方は可能なのでしょうか?
また喉の痛みは辛いですが、ただの風邪診断であれば自然治癒で耐えた方がよいのでしょうか。

by しゅう (2015-06-14 20:49) 

Kim

しゅうさん、コメントありがとうございます。

色々難しいですが、風邪と診断するのであれば、抗生物質は不要です。

抗生物質で副作用が出る人はまれですので、風邪でない可能性がちょっとでもあれば抗生物質を出すことは許容されます。

が、しゅうさんの様に副作用が出る人であれば、風邪か、細菌感染かはしっかり区別する必要があるでしょう。その辺りは主治医の先生とよく相談してください。

初期だから抗生物質は不要というものでもありません。細菌感染であれば抗生物質が有効です。

by Kim (2015-06-14 22:44) 

Tommy02

Kim様、
大変素晴らしい記事、ありがとうございました。あまりに真っ当なことが書いてあるので(抗生物質を処方することは罪だ)、感動してしまいました。
一つ、おねがいがございます。抗生物質を投与しても、風邪患者が、中耳炎など細菌性の病気にかかるリスクは有意に軽減されないということを証明した医学論文がどこかで入手できないでしょうか?
私は医療従事者ではないのですが、喘息患者であり、ゆえにDNAレベルから風邪にかかりやすいで、色々と風邪への対処法を独自に研究してきました。喘息の主治医含め、町医者と、さんざん抗生物質の処方について議論をしてきました。日本呼吸器学会、感染症学会の抗生物質の無効性に関する発表を印刷し、町医者や薬剤師と対決するのが私のやり方なのですが、たいがい、「この辺のことは医学界でもコンセンサスがとれていない」と言われて、相手を論破しきれないので、最後は「抗生物質が風邪患者の、細菌性の病気にかかるのを防ぐということを証明するペーパーを見せてください、これもインフォームドコンセントです」という言葉で黙っていただく以外にないのが実情です。そこで、ペーパーがあれば、論破が容易になるので、もしウェブに載っていたら、そのURLをご教示願いたく。英語でも全く構いません。
お忙しい中、大変お手数ですが、ご考慮頂けたら幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
by Tommy02 (2015-07-30 22:29) 

Tommy02

先生、昨日コメントをお送りしたものですが、先生がきちんと引用してくださっていました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16034850?ordinalpos=1&itool=EntrezSystem2.PEntrez.Pubmed.Pubmed_ResultsPanel.Pubmed_DiscoveryPanel.Pubmed_RVAbstractPlus
これを使用します。きちんと読んでいなくて申し訳ないです。
私のコメントは無視してください。

by Tommy02 (2015-07-31 07:39) 

Kim

Tommy02さん、コメント誠にありがとうございます。

このような患者さんがおられることを忘れず、これからも頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

by Kim (2015-07-31 15:04) 

chako

右も左もわからない県に縁あって嫁いできましたが、知人も友人もなく、近くで医師を見つけたいのですが、信じられる医師がいないのです。
コンビニに行くにも車で10分のような所(それでもこの県では県名の駅まで車で10分、都会なんだそうです)で、夏にふらふらになった時には、夫の薦める病院に行きましたが、「熱中症ですか?」とたずねられ、「わかりません」とこたえました。
「では、夏風邪の薬を出しておきましょう」と言われ、熱も血圧も測らず、聴診器もあてず、喉も診ず、たったこれだけのやりとりでした。
しんどくて、やっとの思いでたどりついた病院で、なぜ調子が悪いのかもわからず、なぜ「風邪」におちついたのかもわからず、大病院に揶揄される「3時間待って5分診療」どころか、小さい病院で医師が3人いるのに、待合室には先の患者さんがふたりくらいしかいなかったのに1時間以上またされ、診察時間は10秒もかかっていません。
とてもかかりつけ医にできないと思い、
今回は、別の内科に10日ほど前と今日と2回行きましたが、熱があり、寒気がするので、10日前も今回も、尿検査とインフルエンザの検査をし、聴診器で胸と背中を診、ベッドでお腹の触診をし、血圧を測り、喉をみて、「風邪」だと診断され、抗生物質だけを処方されました。
喉はあかくなかったそうです。
自覚症状は、熱、寒気、喉の痛みと鼻水が喉に流れています。
「風邪はウイルスなので抗生物質は効かない」というのが、生まれ育った土地のどの町の病院でも言われてきました。
「栄養摂って休むこと」「咳は無理に止めない方がいい。たんをきる薬だけだしましょう」というのが50代後半になるまでずっとあたりまえだったんです。
かかりつけ医の医師なんか、会社の健康診断で血中コレステロール値が「要治療」と出ても「この値だけをみれば高いけれど、たばこもすわない、血圧も高くないから、薬までは要らないでしょう。食事に気をつけて様子をみましょう」と言うような人で、2年ほどかかりましたけど、健康診断でひっかることはありませんでした。

最初の病院も2番目の病院も信じられないんです。
2番目の病院の方が診察をしてくれている分、若干いいですが、風に抗生物質だし、10日前にしたインフルエンザの検査をまた?って思いますが、熱が高ければまず疑うのかもしれませんし。

ネットで探そうにも、住所や電話番号などの情報はあっても口コミなどはなし。
インターネットをする人さえいないのかと思うほどです。
都市ガスもなければ下水道も通ってなくて、水洗トイレなのに汲み取り代を集金に来られて、「浄化槽」だというのがわかったくらい。。。

救急車で運ばれた時も、退院後になるべく早くもとの病院を受診してくれと言われたので、受診すると「そんな処置をしたら、周りの筋肉を傷つけているし、神経も傷つく可能性がある。その後の治療も、そんなことをしてたら筋力が戻らない」「これまでの日数がロスだから、今度何かあったら最初からうちの病院に運んでもらってください。受け入れると言っていると言えば、救急車はここまで運んでくれますから」とまで言われました。(ここは大病院なので他府県からの患者も来ます)

更に、紹介状を持ってペインクリニックにかかろうとした時も、まずはそのペインクリニックと同経営の整形外科でペインクリニックが妥当と診断されなければならない、という決まりで、レントゲン、MRI、骨粗しょう症、血液検査など様々な検査を受けさせられて数万円も整形外科に支払ったのち、初めてペインクリニックの予約が取れました。
元々、ペインクリニックからの紹介状があるのに、です。

この県の病院は何科も信用できません。
かといって、インフルエンザや風邪や腹痛では、片道100kmも離れた元のかかりつけ医に行けません。
そもそもそんな距離運転できる元気があれば医者にかからなくても治ると思うし。

脱線だらけですが、風邪に抗生物質を出す場合もあるとも書かれていましたが、また10日経ってもこのままなら「抗生物質では効果がなかった」とこの病院に行くべきなのでしょうか。



特定できなかったので、発作が起こった時の薬をかもしれません」ればいいのですが、公費負担の指定病院が10年ほど通院している元の土地の病院なので、内科の受診ももともとのかかりつけ医に行き、2ヶ月分処方してもらって、持病はまかなえています。
問題は、長距離を変更するには、医師を見つけ、今の医師に紹介状(経緯)なども書いてもらわないといけませんも2ヶ月分の薬を処方してもらうついでに、ながいつきあいの友人にも会えると思えば、経費は
by chako (2017-02-11 01:38) 

Kim

chakoさん、コメントありがとうございます。

ネットで医療相談を行うことには色々な危険が伴います。このブログでは、一般的な事しか分からないと言う事をご理解ください。

医療は患者さんによって異なります。論文にこう書かれていたから、絶対にそれが正しいと言う訳でもありません。患者さんの個々の状態、論文やガイドラインにどう書いてあるか、それは自分でできるのか?などを総合的に判断していますので、信頼できるお医者さんを見つけることが大切です。

信頼できると言うのは、夫婦関係と同じで、患者側も自分の主張ばかりするのではなく、医師の意見もきちんと聞く必要があります。chakoさんが真剣に医師や自分の身体と向き合えば、必ず信頼できる医師と出会えるはずです!

by Kim (2017-02-12 09:24) 

ありがとうございます。

慢性疾患は元の都市に継続で見てもらっていますが、物理的に通勤が不可能な所に嫁いできてしまって、会社も退職しました。
ガソリン代や高速代をかけて、以前のかかりつけ医に行かないといけないような大病ではないので、こちらで探したいのです。
最初の病院では、問診票で書いてあることを繰り返し話す必要もないから、「熱中症ですか」「わかりません」「じゃ、夏風邪の薬だしときます」で追い払われては、(すごく説明不足・・・ホントに風邪なのかなあ。あの「熱中症ですか」はなんだったのかな)

2番目の病院は検査も診察も手厚すぎるくらいですが、「ただの風邪ですね。抗生物質を出しておきますね」これは・・・私がそれこそネットなどで風邪にに抗生物質は出さないなどを読んでいるから、それでこの先生も信頼していいのかっておもってしまいまうす。
信頼できる医師の見分け方っどういうしたらできますか。

by ありがとうございます。 (2017-02-17 03:49) 

Kim

chakoさん、コメントありがとうございます。

色々お辛いのですね。大変だとは思いますが、今はネットでも評判が分かりますし(けなされている先生が実は本当は良い先生のことも多いのですが)色々な病院で相談する以外にないのかも知れませんね。

良い先生が見つかるといいですね!!
by Kim (2017-02-17 10:56) 

chako

2回も返信ありがとうございました。

「風邪に抗生物質は効かないといわれているけれど、処方されました」で検索したら、このサイトが目についたのです。
ネットはあまりみることはなくて、コメントも削除しようとした文章が残っていたり、誤字があったりで、お恥ずかしい限りです。
申し訳ありません。

私は50代後半で、生まれも育ちも大阪です。
病院ナビのようなサイトも、大阪などの病院には口コミが何件もあったりしますが、コンビニに行くにも車が必要な田舎ですと、病院の住所、電話番号、診療時間は紹介されていても、口コミは0件だったりするのです。

夫は普段勤務先付近の病院に行くそうで、夫も高速道路通勤で片道1時間半ですので、私がそこへ通院するのであれば、大阪に行くのも運転時間も距離も変わりません。

実は、慣れない人には何も言えなかっりするので、何も言ってくれない先生にはどうしてか訊けず、色々診察してくださる先生にも、先生から熱がありますね、喉は赤くないですねと仰ってくださることは訊いていますが、「なぜ風邪に、喉も赤くないのに抗生物質なのですか」とは聞けませんでした。

私が若い頃かかったお医者さんは、「風邪だと思うんですけど」というと、「患者が勝手に診断するな、医者が診てみんことにはわからん。みてもわからんこともあるけどな」と叱られたので、それ以来、自分は何じゃないかと思うと医師に言うようなことはしていません。それで、患者に「熱中症ですか」とお医者さんの方から訊かれたことに驚いたんですね。

そして私が大阪から出ていくまでかかりつけ医で、今も逆流性食道炎の投薬と大阪に行けた時はトリガーポイントの注射をしてくださっている先生は、風邪には抗生物質を出さないで、熱は無理に下げない、咳も無理に止めないほうがいいという考え方の先生です。薬よりも運動や食事療法でと仰います。元々救急救命専門でいらして、麻酔科の先生です。

それとたまたま、股関節脱臼して救急搬送された病院の処置が、徒手整復を15回くらい試みてくださって、すごく痛かったんですが、入らなくて、全身麻酔で入らなければ、切開しますということになったのですが、大阪の病院では、麻酔なしの徒手整復は2、3回まで。周りの筋肉を痛めるし、神経が傷つくおそれもある。また、術後も装具で固定されて入院中も退院後もなるべく動かないと指示されていたのですが、大阪では装具は今すぐ外す、なるべく歩いて筋力を戻すと正反対で、今までの時間がロスなので初めからここに来てくださいと言われたので、大きい病院でも地方の病院はよくないんだと思ってしまったこともよくなかったと思います。
でも、脱臼はちゃんと整復されていました。半年以上たちますがレントゲンでいつもきちんと入ってます。
大阪の先生は「救急の先生がたぶん股関節が専門の先生ではなかったんだろう」って言ってらしたし、よく考えると日曜の夜に救急車で運ばれて、いくつかの病院には断られて、消防署の管轄も違う市の病院が引き受けて整形外科の先生が三人も担当してくれたのですから、ありがたいことだったのです。
同じ病院で通常の診察時間に予約して診察を受けるなら、自分の症例の専門の先生が、大阪の病院と変わりない処置をうけたと思います。
急性期病院の入院期間はこっちでも変わらないのですから。

今までの先生と違うからと、といって信用できないはよくないですよね。
最初の診察らしい診察もなく「風邪薬をだしときます」という先生か、抗生物質だけを投薬してくれた先生かどちらかにかかるしかないのです。
このふたつの病院にだって車が要ります。
他の病院をさがせば、車で30分圏内にはありません。

大阪のように自転車こげば病院などいくらでもあり、駅まで徒歩5分以内、電車も3分で次の電車がくるとなれば、電車に乗ればもっと病院などたくさんあって、それでも電車に乗ってまで行かない生活ではなくなったのだと自覚しないといけません。

風邪薬の先生は一目見ればわかる先生かもしれず、抗生物質の先生も抗生物質を出す理由があるのかもしれません。
介護施設もされていて、おとしよりは抗生物質をほしがるようですし。

まとまりがありませんが、患者はいつも不安なものなのです。特に情報らしい情報もなく、教えてくれる地元の知人もいず、ネットでなんとかならないかと思ったら、耐性菌ができて、とか怖い事が書いてあるし。
なので抗生物質に反対派のKim先生のブログをみて、そのKim先生でも出す場合もあるということも書いてありましたし。
まずはお医者さんに嫌われないように思って、何も言わないくせに不信感を募らせてるってよくないですよね。
対面恐怖症なとこがあって、私に責任があることだと思います。

ありがとうございました。



by chako (2017-02-20 00:26) 

佐藤

はじめまして。
その患者が、「風邪か感染症か」正確には分からないものです。
検査の正当性は8割だそうです。残り2割の偽陰性の患者はどうなるんですか?

抗生物質を出されなくて悪化するときがあります。
けれど、頑固な医師は「風邪だ、治る、様子を見る」と勝手に決めつけます。以前にこの抗生物質が効きましたと言っても聞き入れません。「抗生物質を出すことは害だ」という若い医師が多いです。検査結果と知識のみで患者の症状を見て判断していません。

医師は迅速に「臨機応変に」対応すべきです。
例えば、風邪薬で治らなければすぐに抗生物質に変更するとか。
逆に先に抗生物質を出して「抗生物質に効果がなければすぐ服用をやめてください」と忠告するとか。

抗生物質を出しすぎるのも、出さないのもどちらも問題です。
重要なのは患者の「症状の訴え」に耳を傾けることです。
医師の思い込みによる決めつけが一番怖いです。

何もしないで治るなら、病院は必要ありません。
すぐ直る風邪ならわざわざ病院に行きません。
風邪よりもひどい異常があるから病院に行くのです。

それでは、失礼致します。
by 佐藤 (2018-03-14 09:14) 

Kim

佐藤さん、コメントありがとうございます。

佐藤さんが仰るとおり、臨機応変が大切です。患者さんの話を良く聞いて、患者さんが満足するような対応が必要です。

この記事で書いたことはあくまで原則、理論であって、絶対に抗生物質を出してはいけないという意味ではありません。

以下に一つずつお返事させて戴きます。

検査の正当性というお話ですが。仰るとおりで検査はあてにならないことも多いです。よって、風邪かどうか自信がなければ抗生物質を出して良いですし、出しますよ。私が言っているのは、風邪で間違いないだろうと診断したのにも関わらず、抗生物質を出すのは変だということです。
そして、私の風邪の定義は急性ウイルス性上気道感染症です。細菌性の風邪と言う人がいますが、その場合、私は風邪という病名は使いません。細菌性であれば抗生物質が有効です。

抗生物質を出されなくて悪化した場合ですが、これは抗生物質を出さないことが直接の原因ではなく、診断が違っていたためです。

以前にこの薬が効いたという話は、症状が同じでも同じ病原体とは限りませんし、感染症ではないかも知れません。それを調べるのが医師の仕事です。

どちらにしても、イヤな思いをさせているようで、同じ医師として申し訳なく思います。今後とも、患者さんにイヤな思いをさせないように努力します。

by Kim (2018-03-14 13:47) 

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