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バレー徴候の詳細(その2) [CPRの基礎]

 こんにちは。ACLS-OPコースへようこそ。今回は前回の続きです。

 前回は脳卒中を早く見つけるためのシンシナティ病院前脳卒中スケールを紹介しました。その中の一つであるバレー徴候についてです。

 Barreテストは、上肢の軽い麻痺を見つけるためのテストです。立位あるいは座位で、両手の平を上にしたまま、肘も手首も伸ばした(まっすぐ)まま前に出します(肩関節屈曲位)。仰臥位で行う場合には、腕は45度挙上します。どちらか一方に屈曲、回内(手のひらが内側を向く)、落下が認められれば陽性で、麻痺があると判断されます。

 前回も紹介しましたが、ウソをついている人(病気になりたい人)は回内が起こらないらしいです。ここまで知っている人がいれば、区別は難しいですが。

 この検査の詳細です。中枢性に麻痺が起こると、筋力が低下するだけではありません。初期には複雑な運動が出来なくなります。

 例えば軽度の麻痺の人は、腕を伸ばしたり、曲げたりと言う単純な運動は可能です。それぞれ共同進展運動、共同屈曲運動と呼ばれています。除脳硬直の場合には共同伸展運動(上肢を全て伸展)が起こりますし、除皮質硬直の時には共同屈曲運動が起こります。

 複雑な運動とは、共同屈曲運動から例えば手首だけ伸ばすと言うような運動で、分離運動と呼ばれています。上肢の場合には、最も分離した運動がバレー徴候の時にやってもらう肢位だそうです。肩関節屈曲、肘関節伸展、手首関節伸展、手指関節伸展、回外です。

 よって中枢神経が少しでも障害されれば、バレー徴候陽性となる訳です。

 難しい事を勉強するのは疲れますね!お疲れ様でした!

参考文献 身体所見からの臨床診断 宮城征四郎、徳田安春編、羊土社、P.201-2203





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