So-net無料ブログ作成

救急車から歩いて救急外来に患者さんが入ってくるのはいいのだろうか? [医学関連]

 ホットラインがなります!

みいちゃん 「はい!AKB48総合病院です!」
救急隊まーちゅん 「救急受け入れお願いします。48歳女性です。劇場公演中に誤って転倒し、後頭部を打撲し切創があります。意識消失はありませんでした。現在切創部の痛みを訴えています。最終食事は2時間前。男性アレルギーだそうです。歩行は可能です。」
みいちゃん 「当院は、スタッフ全員女性ですので、男性アレルギーの患者さん歓迎します!でも48歳で劇場公演って、、、、まいっか。あと何分ぐらいで来られますか?」
まーちゅん 「はい、ありがとうございます。すぐ向かいます!4分8秒後に到着します、、、、、たぶん。」
みいちゃん 「めっちゃ正確じゃね?まいっか。」
 救急車到着。
まーちゅん 患者さんと一緒に歩いて入ってくる、、、、「秋元康子さんです、よろしくおねがいします。」
みいちゃん 「劇場公演ってもしかして、OBaSan48??」

 そもそも、歩けるかどうかと言う情報は必要ないと思います。あと、転んで切った傷を切創というのは、、、、これもまいっかです。切創は鋭利なもので切った場合で、この場合には挫創ですね。

 個人的には、救急車で運んで来たのなら、ストレッチャーで救急外来に来て欲しいです。理由は以下に述べます。

・モチベーションが下がります。
 歩いてきたという時点で明らかに軽症という感じがします。救急車は緊急状態にない患者を運ぶものではないと思っていますから、、、、、緊急状態の患者さんは歩けないと思いますし、歩かせてはいけないと思っています。
 あと救急隊の人が、患者さんの状態を軽く見ているということで、がっかりします。
 以上の二点により、私は患者さんが自分で救急車を降りたり、歩いて救急外来に入ってくると、あ〜あって思います。

・本当に歩いて大丈夫なんでしょうか?
 救急車を降りる、救急外来に入って来る、救急外来の椅子に座る(私は全員再びストレッチャーに寝てもらっていますが)などの行為の間に再び転んでしまうことはないのでしょうか?特に救急車を降りると言うのは危険な動作だと思いますが、、、、、
 立つことで血圧が下がったりして、ひどい場合死んでしまうことはないのでしょうか?損傷があった場合、悪化させることはないのでしょうか?
 結婚式の当日事故に遭った花嫁さんが、式の途中で倒れて亡くなった(脾損傷)と言う話を聞いたことがあります。歩けるから軽症と言えるのでしょうか(歩けたら軽症という検査があったとしたら、特異度はどのぐらいなのでしょう?)。

 と言うことで、救急車で運ぶのなら、ストレッチャーでお願いしたいです。反論お待ちしています。

nice!(4)  コメント(13) 
共通テーマ:学問

nice! 4

コメント 13

Kim

重症患者さんの4人に一人は歩けるそうです。

http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/hoken/tsukuhc/iryou-joho/20qqkouen_result.pdf
by Kim (2014-02-01 09:19) 

心の救命士

ごもっともです!!!
そんなことしてるから救急隊・(救命士)が医療従事者としてイマイチ認められないんだと思います。
救急隊の使命は症状悪化を防ぐのが仕事。根拠もなく歩かせたりするのは、ただの運び屋でタクシーと一緒です。
なかには明らかな軽傷(包丁で指切ったとか…)もいますが(笑)
by 心の救命士 (2014-02-02 16:11) 

Kim

心の救命士さん、コメントありがとうございます。

以前の病院では看護師さんが歩けるかどうか聞いていましたから、病院も悪いんだと思いますが、、、、、

頚椎カラーも基本レントゲンを撮ったり専門医の診察を受けるまで外さないのと同じように、歩いて良いという許可を医師が出すまで歩かせないのが正しいと思います。

明らかな軽症だから歩かせると言うのであれば、そもそも救急車で運んでくるべきじゃないと思います。運んでくる以上は何かあるかも知れないと考えたいです。

by Kim (2014-02-02 19:54) 

futsufutsu

救急車で運んでくるべきではない…確かに現場の救急隊員もそのように感じる時もあります。しかし、要請された以上、よっぽどの理由(強く拒否など)がない限り不搬送にはできないのです。
ただの運び屋でタクシーと一緒ですか……
グッとこらえて業務を行う現場の方に対する言葉ですか?

救急車を呼ぶほどの方を歩かせてはならないというご意見には同感いたします。しかし、説明してもストレッチャーに乗るのを強く拒否されることも多々あります。

そもそも、救急隊員の業務規定の中に、医療スタッフのモチベーションの維持は含まれていない気がしますが…


by futsufutsu (2014-02-03 10:59) 

Kim

futsufutsuさん、コメントありがとうございます。不快な思いをさせてしまったようで申し訳ありません。

不搬送に出来ないのは知っていますよ。だから、いくらこいつタクシー代わりだな、、、、と思っても、何か重大な病気が潜んでいると考えて行動するべきではないでしょうか。その方が救急隊員の方のモチベーションも維持できると思います。
心の救命士さんも「根拠もなく歩かせたりするのは」タクシー代わりだと言われています。

ストレッチャーに乗るのを拒否する方がいるのはもちろん仕方ないです。そうではない場合が多いと言うことです。「ストレッチャーでお願いします」というと、ええっ?!と言う人もいます。患者さんが嫌がるんです、、、、と言う事は少ない印象です。救急隊の判断で歩かせている訳で、それが良くないのでは?と言う事です。以前の職場で、この医者なんでそんなこと言うんだ?明らかに軽症だろ!!って態度をとられたことがあります。
治療でも同じですが、患者さんが拒否したら、それは仕方ないです。
また、倒れたら困るから、、、、、と言う対応をしている救急隊員の方も少ないという事です。

医療スタッフのモチベーション維持は、もちろん業務には含まれていません。モチベーションは別として、患者さんの状態を軽く見ていると言うことが残念だという事です。また、お互いモチベーションを高めるような関係が望ましいと思います。

せっかく救急車で搬送するんだから、最高の搬送を!と言うのが救急隊員の使命ではないかと思うのですが、、、、、、

ちなみに、風邪薬をくださいと言う主訴の患者さんが来ても、私は風邪以外の病気ではないか、、、、と一生懸命考えています。それが最高の救急医療だと思います。


by Kim (2014-02-03 12:21) 

futsufutsu

お返事ありがとうございます。
軽症そうに見えるけど、隠れた緊急疾患を探すことこそ救急隊員の使命の一つですし、少なくとも私はそう感じております。
しかし、先生も感じておらることと思いますが、そういう姿勢が見えない方も少なからずいらっしゃるのではいなでしょうか。

医師、看護師、救急隊員それぞれが最高の関係を築くことこそ素晴らしい仕事に繋がると思っております。
しかし中には、救急隊員を明らかに下に見る方、なぜか上から言葉(いわゆるタメ口)の医療スタッフもいらっしゃることと推測されます。
まずは社会人として、わきまえる所はしっかりしていきたいですね。
by futsufutsu (2014-02-03 13:48) 

Kim

futsufutsuさん、そうですね。

逆も経験しています(上から目線、本当ならもっと大きい病院へ搬送するんだけど、そこが満床だったから仕方なく運んできてやったんだ的な)。

お互いの目の見える関係が大切ですよね。

by Kim (2014-02-03 14:01) 

ちびNrs

はじめまして、二次救急勤務のヒヨッコ看護師です。

頚椎カラーをして歩いてくる方、頭部挫創があるのにカラーなし、などしばしばあります。
何があるかわからないから、迎え入れていてすごく恐いなぁ、と思います。
救急隊の方々は経験的に、もしくは何らかの根拠があり大丈夫との判断をされているのかもしれませんが…。

タクシー代わりの患者も本当に多いんですね、この仕事について実感しています。
外来予約日の明け方に毎回同じ主訴で搬送されてくる方には
ついイラッとしてしまいます。。。
by ちびNrs (2014-02-21 22:39) 

Kim

ちびNrsさん、コメントありがとうございます。

色々な状況があるので、全て悪いとは言えないのですが、やはりカラーをしていたら歩かせるべきではないと思いますし、頭部挫創があれば、JPTECではカラーですよね。ITLSではカラーなしでもいいらしいですが。どちらにしても、何故そうするのか?と問われた場合に、答えて欲しいですよね。

救急は精神修行の場ですよね。本当に大変です。お疲れ様です!

by Kim (2014-02-22 00:20) 

めめ

お疲れさまです。
やはり、救急車に乗って搬送されるのですから、
ストレッチャ-で、疾病やケガの部位による体位を維持されながらが良いのではと思います。

重篤な心疾患を患っていらした方が、救急車が自宅に到着したら、ご自分で歩けて意識も清明。
着院された時に、自分で歩かれましたが、その後に急変されたと言う話を、かつて伺いました。


by めめ (2015-04-08 20:57) 

Kim

めめさん、おっしゃるとおりです。

常に最悪を考えて行動するのが救急医療の原則です。

救急隊の方には喝を入れています。怒っただけでは伝わらないのかも知れませんが、黙っていても伝わりませんし、やんわり言っても伝わりませんし。


by Kim (2015-04-13 21:12) 

生意気すみません

過去のコメント拝見させていただきました。

救急隊が症状を軽く見る。というのはあると思います、間違いなく。
消防士を目指そうって輩はそもそも人一倍気持ちの熱い人柄が多いです。命を救いたい!と現場に出向いて、タクシー代わりの傷病者と接する。言い訳ですが、反動でアンダートリアージ気味になっていることあると思います。私自身も、先生のお言葉を聞き反省してます。

救急隊からドクターに希望があるとすれば、結果的に軽症ならば、その方に救急車の適正利用を強く促してほしいです。
先生は救急隊の現場事情もよくわかってくださっているようですし、そういった先生に先頭に立ち「適正利用について協力するので、最高の搬送を」と言っていただけると、嬉しいです。

お互いのモチベーションを上げるという意味では、救急隊側からしても、そんな熱いお言葉をいただけると感服します。もちろん、適正利用促進や救急隊のモチベーション向上は業務に含まれていないことは承知の上で。
by 生意気すみません (2017-10-25 15:26) 

Kim

生意気すみませんさん、コメントありがとうございます!

どんな意見でも歓迎ですので、気にせず書き込んでください。

ちなみに私はオーバートリアージ大歓迎です。救急車に乗ったら全員酸素投与をしても良いと思っています。

結果的に軽症だった場合には、もちろん次回からはタクシーで来てくださいねと説明しています。

現場で頑張っておられる皆さんの少しでも力になればと思っています。

よろしく御願いいたします。

by Kim (2017-10-25 15:46) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。