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気管挿管チューブの深さはどうやって決めるか? [医学関連]

 今日は手抜きです。気管挿管は医者になって一番やりたい手技の一つでしょう。患者さんを救っている!と言う感じもありますしね。

 チューブを気管に入れるわけですが、どのぐらいの深さまで入れたら良いのか?色々な意見があって困りますよね。入れ過ぎれば、片肺挿管になってしまいますから、入れ過ぎてもいけません。浅すぎると患者さんの体動で抜けてしまうかもしれません。

 どうしたら良いのか?色々な基準があります。レントゲンで気管分岐部より5cm口側とか、身長÷10+5cmとかあります。

 こちらのリンクによれば、声帯を超えて15mm以上先にカフの口側が来るように入れるべきと書かれています。たぶん、チューブのカフより手前に線が書かれていますが、これが声帯を超えるぐらいの位置にすれば、ちょうど良いのでしょう。

質問:声帯麻痺を防ぐために、気管挿管チューブのカフはどのぐらいの位置にすべきだろうか?

答え:声帯から15mm末梢側

声帯麻痺は稀であるが、重大な気管挿管による合併症である。反回神経の前枝は甲状軟骨と喉頭粘膜の間を横切っている。カフに空気を入れすぎると、この反回神経圧迫するために、声帯麻痺を起こす可能性がある。声帯から約10mmまでの部分は最も反回神経が損傷を受けやすい。よって、気管挿管チューブは声帯から15mm奥に入れるべきである。


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