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動脈内に血液はどのぐらいあるのか? [医学関連]

 人間の体の中は血管が張り巡らされていて、心臓のポンプ作用によって酸素や栄養分が供給されています。博物館などで模型を見たりした方は分かると思いますが、すごい量の血管が体中に存在しています。

 それでは、その中にある血液の量はどのぐらいなのでしょうか?

 一般的に体重の7.5%と言われています。体重60kgの人であれば、血液の量は4.5リットルです。結構な量ですよね。それでは、動脈内にはどのぐらいあるか知っていますか???

 何と動脈内には血液の13%程度しか入っていないそうです。計算すれば体重60kgだと60×0.075×0.13=0.6つまり約600mlしか動脈内に血液が存在しないと言う事です。

 出血などで血液の全体量が減少すると静脈が細くなって動脈に血液を保つようになったいるようです。人間の体はすごいですね。

 出血性ショックなどでは点滴500ml入れるだけでも結構血圧が上がってきますが、血管内に残る晶質液の量は125mlで、600mlに対して結構な量ですから、納得です。

 晶質液crystaloidは、生理食塩水や乳酸リンゲル液など、体液と浸透圧がほぼ同じ輸液のことです。

 浸透圧が同じであれば細胞膜を通して水分の移動はありませんので、点滴として入れた晶質液は細胞外液に均等に分布します。細胞内に輸液をすることは、現在の医学では不可能です。

 細胞外液は体重の20%程度で、血管内に1、血管外に3ぐらいの割合で存在しています。よって晶質液を点滴すると血管内に4分1残ります。

 出血などをすると細胞外液もたくさん失うと言われていて、理にかなっているというわけです。

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