So-net無料ブログ作成

当直時はミスをするものだと考えて仕事をしましょう [研修医教育]

 研修医(研修医がもう20年以上前の私でも)の先生の大事な仕事の一つは当直です。当直は本来寝る時間に仕事をしていますから、疲れたり、判断が鈍ったり、その他色々でミスをしやすいです。

 救急外来を受診され、医師が入院の必要はないだろうと判断した患者さんの200人に一人ぐらいは入院が必要だったそうです。つまり0.5%の確率で誤診をすると言うことです。

 誤診の頻度については色々言われています。昔東大の有名な先生が退官する時に、私の誤診率は30%程度だと言ったのを、一般の人はそんなに誤診するのか!?と思ったが、医師は、やはり名医だなと思ったというお話があります。

 よって、この0.5%が高いのか低いのかは分かりませんが、もし、この様な比率でミスが発生すると仮定した場合、当直を何回かして、患者さんを延べ200人診た場合、ミスをする可能性はどのぐらいなのでしょうか??

 計算については、こちらのサイトをご覧ください。簡単に言えば、ミスを一度もしない確率は1−0.005の200乗(指摘を受けて訂正しました)ということです。それを100%からひけば良いです。

 1−0.005の200乗(指摘を受けて訂正しました)は36.6%だそうです。つまり、0.5%の頻度で発生するミスを一度も経験しない可能性は36.6%。逆に言えば、200人の患者さんを診た場合、一度もミスをしない可能性は36.6%しかなく、63.4%はミスを一度以上すると言うことです。

 63.4%は非常に高いと考えるべきです。つまり当直を普通にしていたら、1年に一度は患者さんを死なせてしまうようなミスを起こす可能性があると言うことです。

 私が研修をした某巨大医療法人の理事長は、「救急患者さんで誤診をしない方法は、カルテに入院の上経過観察と最初に書くことだ」と言っていました。それを聞いた24歳の私は、この人アホじゃないか?と思いましたが、未熟だったなあと思います。私はそれに激しく同意します。




nice!(3)  コメント(2) 

nice! 3

コメント 2

ryuta100kg

重箱の隅で申し訳ありませんが、(1-0.005)の200乗≒0.366ということですよね。
by ryuta100kg (2017-07-22 10:40) 

Kim

ryuta100kgさん、ご指摘ありがとうございます。

間違えていました。数学をやり直さないといけませんね。


by Kim (2017-07-22 10:47) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。