So-net無料ブログ作成

電気ショック前にいつ胸骨圧迫を中断するのか? [CPRの基礎]

 「胸骨圧迫の中断はいけない」と色々なところで言われています。胸骨圧迫は連続して行うことが大切で、胸骨圧迫を中断すると、例えそれが短時間でも悪さをすることが証明されています。

 しかし、リズムチェック、気管挿管、電気ショックなど、様々な処置や介入、観察のために胸骨圧迫は中断されます。今回は電気ショックの時のことを考えてみます。

 電気ショックは非常に高い電圧がかかるために、安全を確保するために胸骨圧迫は中断しなければなりません。こちらの文献によれば、中断時間が数秒長いだけでもショックの成功率やその後の心機能などにも大きな影響が出るようです。論文は英語ですが図が載っていますので、内容はある程度分かると思います!

 確かに、心室細動は心臓が元気に動いているのですが、心臓としての働きがほとんどないため、エネルギーを無駄に使っています。胸骨圧迫を続けてエネルギーを供給し続けることと、早く除細動することと同時に行えない行為をすることが必要になります。

 日本のガイドラインのP.20には「心電図解析や換気のために許される胸骨圧迫中断時間はどの程度か?」という項目があり、電気ショック前の胸骨圧迫中断時間に関するエビデンスレベルの高い研究はなかったと記載されています。が、推奨は以下の通りです。

 電気ショック前後の胸骨圧迫中断時間をできるだけ短くすることを推奨する。マニュアル 除細動では、電気ショック前の胸骨圧迫中断時間をできるだけ短くし、10 秒以下にすることを提案する(強い推奨、低いエビデンス)。

 胸骨圧迫を止めてから、電気ショックをかけるまでを1秒でも短くする努力をする必要がありますね。しかし、感電しないように注意しながら、、、、、、、、

 となると、現在最も有用と思われるのは、電気ショックはパドルではなくパッドでぱっと行うことでしょうかね(^^)。

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。