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心肺蘇生中のリズムチェックは何故二分ごとなのか? [CPRの基礎]

 心肺蘇生のアルゴリズムでは、2分ごとにリズムチェック(日本蘇生だと脈を触知することも含んでいます)をする事になっています。なんで2分なんだろう?と思ったことはありませんか?

 私が医者になった1992年に出たガイドライン(と言う名前だったか記憶がないですが)では、電気ショックをしたら直ぐにリズムチェック、1分後に再びリズムチェック、薬をやったら1分後にまたリズムチェック、、、、、、等とやっていた記憶があります。頻繁に胸骨圧迫を中断することは良くないということになり、とりあえず2分連続して行ったら良いんじゃないの?ぐらいの感覚で2分になったのだと思います、、、、、、、、、たぶん。

 しかし、心室細動が続いていれば、早く電気ショックを行った方がいいでしょうし、あまり頻繁にチェックしても胸骨圧迫の中断が増えてCPP(冠還流圧:これが低下すると蘇生率が低下するとされています)が低下するでしょうし。どないしたらええねん!という感じですよね。

 日本のガイドラインにはなんと、この事についての検討が載っています。こちらのP.62にあります。書籍ですとP.82です。

 が、やはり、曖昧な書き方です。

 「ECG を評価するために、2分毎に胸骨圧迫を一時中断することを提案する。(弱い推奨、低 いエビデンス)」と言う事で、その理由が「この推奨を行うにあたっては、従来の推奨との整合性、および、推奨を変えるべきことを示す根拠がないことに重点をおいた。また、胸骨圧迫の施行者を2分毎に交替させるという標準的な推奨に合わせたタイミングでECGと脈拍をチェックすることによって、蘇生の手順を単純化することの価値を尊重した。」

 って一体どう言う意味???という感じがします。私の日本語の読解力がないためでしょうが。

 胸骨圧迫の中断を出来るだけ避けることと、早くさらなる電気ショックを行うことと、どちらが大切なのか?検討が必要なのでしょうね。


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