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採血したら、どの順番でスピッツに血液を入れるべきか? [研修医教育]

 研修医の先生はたぶん、今毎朝病棟へ行って患者さんに痛い思いをさせて申し訳ないと思いながら採血をされていることと思います。その時に役立つ知識シリーズです。

 まず、真空採血管を使って採血する場合は明日アップします。今日は注射器で採血して、それをスピッツに入れていく場合のお話しです。

 こちらの記事の更新です。

 救急患者さんで、まず間違いないのは、血糖の灰色のスピッツは一番最後です。極論を言えば、これに血液を入れる必要はありません。血糖は血清血糖にオーダーを変更すれば、生化学のスピッツで測定できます。が、血液による解糖を阻止できませんので、検査室に至急でお願いをする必要があります。
 HbA1Cは血算のスピッツで測定できます。

 では、他のはどの順番で行うべきでしょうか?

 まずは凝固や血沈です。凝固のスピッツは血液が固まってしまうとダメですから、早めにスピッツに入れて抗凝固薬をフレさせる必要があります。それから、抗凝固薬と血液の量の比率が決まっています(だいたいここまで血液を入れるべきだと線が入っています)。よって、最初に凝固に血液を入れましょう。

 次は血算です。薬と血液の比率はありませんが、抗凝固薬が入っていますので早めに入れましょう。

 その次は生化学です。生化学の茶色のスピッツに何か入っていますが、あれは検査室で必要になるものであり、極論を言えば、注射器のまま提出しても大丈夫です。よって、生化学の茶色のスピッツに最初に入れるのは賢くはないと言う事です。

 色で言えば、黒→紫→茶色→灰色となります。

 今のところ理由が不明なのですが、血糖のスピッツにも抗凝固薬であるEDTAが入っているので、生化学よりも先に血糖に入れなければならないのかも知れません。こちらのサイトにはそのように書かれています。

 またこちらのサイトには、全然別の順番が書いてあります。一体どうすれば良いのでしょう!?

 メーカーのサイトにありました。やはり血糖を測定する場合には、生化学より先に入れるべきなようです。





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