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クイズです! [CPRの基礎]

 突然ですが、あるなしクイズです!

東京ディズニーランドにはあるが、ユニバーサルスタジオジャパンにはない。
東京ディズニーシーにはあるが、ハウステンボスにはない。
東京ドームシティーにはあるが、東京ドーム内にはない。
甲子園球場の二階と三階にはあるが、一階にはない。
東京タワーの地下にはあるが、東京スカイツリーの地下にはない。

さて何でしょう?

答えを知りたい方はこちらをご覧ください。


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背板は必要か? [CPRの基礎]

 以前の記事のアップデートです。

 病院の中で患者さんが心停止するのは、病室が意外に多いそうです。文献によれば、一般病床が54%と一番多かったそうです。蘇生のトレーニングは、床とか硬いベッドの上で行います。きっと硬いところで心肺蘇生をするのがいいのでしょう。

 では、普通のベッドの上で患者さんが心停止した場合、背中に板を入れて硬くした方が良いのではないか?と言う疑問が出てきますね。

 以下の本の45ページにも出てきます。





 今回はこの事について考えてみましょう。

 日本蘇生協議会のガイドライン2015の43ページには、以下のようにあります。

 「ベッド上の胸骨圧迫はしばしば浅くなりすぎることが報告されている。柔らかいベッドの上でCPRを行う場合は、胸骨圧迫の効果を最大限に発揮させるために、可能ならば背板を用いてCPRを行うことは理にかなっている。背板は患者の頭部から骨盤部までを保持する大きさであると胸骨圧迫の深さが増す。背板を使用する場合は、胸骨圧迫の開始の遅れや胸骨圧迫の中断を最小にすべきで、背板を敷くときにカテーテルやチューブが外れないように注意する。脱気できるマットレスであればCPR中は脱気すべきである。 CPR を行うために患者をベッドから床に下ろすことの危険性と利点を検討した研究はない。」

 よって背板を入れるのは良いのでしょう。

外国のガイドラインはどうなっているのでしょうか?


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AEDと君の瞳、どっちが強力? [CPRの基礎]

 先日、群馬県高崎市にあります高崎ブラジャーホテルで開かれました、第48回日本合コン医学会総会の発表を紹介します。

 最初に書いておきますが、もちろんこんなホテルはありませんし、こんな学会もありません。冗談ですのでお間違えなく。

 以下の曲はオリコン一位をとった名曲です。よく1万ボルトではなく、100万ボルトと間違えられるようです。どっちでもいいのですが、10000ボルトが正しいです。



 さて、AEDを含めて心室細動の患者さんに電気ショックを行う場合、150Jとか200Jとかのエネルギーを与えます。どうやってそのエネルギーを作り出すのかは知りませんが、なんと2000ボルトぐらいかかっているようです。例えば、こちらのページをご覧ください。

 で、どちらにしても君の瞳の方が強力であることが分かります。

 合コンや愛の告白をする場合、「君の瞳は人の命を助けるAEDの少なくとも5倍の力があるよ」と耳元でささやけば、成功する可能性は46%以上であるという発表がありました。nは4648人と言うことでかなりの大規模な研究です。

 よって、日本合コン医学会では、愛の告白をする場合に、AEDと比較した言葉を使うことを強く推奨することになりました。学会員の皆様、周知の程よろしくお願いいたします。

 コード・ブルーに出てくる藤川先生は、冴島さんの瞳にやられるより先にAEDにやられてしまいましたので、そうならないようご注意を。



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心電図検定を受けませんか? [医学関連]

 心電図検定というのがあります。日本不整脈心電図学会というところがやっている資格です。詳細はこちらをご覧戴くとして、1年に一回試験があるようです。今年は8月20日にあったようです。医師、看護師、臨床検査技師、臨床工学士などが受けられるようです。

 来年受けようかなと思っています。

 資格は持っていることより、それを取得するために勉強することが大切です。救急外来には色々な方が来られ、たぶん、ほぼ90%以上心電図が行われると思います。たまたま何か重大な所見(重大だけどなかなか分かりにくい)あったのだけど、見逃して重大な不利益を与えてはいけません。

 救急外来は受診のきっかけとなった疾患以外に、たまたま病気を早期に見つけて治療介入の入り口となるべきだと思っています。例えば、怪我をして来院され、採血してみたら貧血があった。胃カメラしましょうとお勧めして早期の胃がんが見つかるとか。胃カメラしてなかったら進行癌になってから見つかるかも知れません。

 当院の救急外来のスタッフは全て心電図検定2級以上です!なんてなったら良いなと思っています。この前皆で受けようとお話ししていたら、私は1級以外の受験を許されなかったです(T_T)。確かに、一緒に二級を受けて、私だけ落ちたら恥ずかしいのかも知れません(私は全然気にしないのですが、確かにきっと落ち込むでしょう)。

 以下の本で勉強します!!


改訂2版 心電図検定公式問題集&ガイド: 受検者必携! 2級/3級

改訂2版 心電図検定公式問題集&ガイド: 受検者必携! 2級/3級

  • 作者: 心電図検定ワーキンググループ
  • 出版社/メーカー: メディカ出版
  • 発売日: 2016/03/24
  • メディア: 大型本



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電気ショック=除細動? [CPRの基礎]

 勉強のため、以下の本を買いました。あえてマニアックなことを書いてあると前書きにあります。確かにオタク心をくすぐる良い本です!皆さんも是非購入を!!





 この本にありましたが、用語を正確に使いましょうと書かれていました。激しく同意します。略語を使っているのに、それって何の略?と聞いても、フルスペルなどを答えられなかったりすると、なんとなく不勉強な感じを受けます。ちゃんと用語は正確に使いましょう!現場では時間がありませんから、もちろん多少の違いは良いと思いますが、後できちんと時間を取って確認する必要はあると思います。

 やっと本題ですが、蘇生の講習会では以「前除細動を行います!」と言っていたので、今でもそうおっしゃる人がいますが、正確には違うそうです。

 電気ショックは器械を使って心室細動を止める行動のことです。そして、除細動は電気ショックによって心室細動が止まったことを指すそうです。除細動器は、電気ショックを行うことで除細動をもたらす器械という事ですね。よって、今から電気ショックを行います!と言うのが正しいようです。

 ただ、英語の文献で調べてみましたが、英語の文献はdefibrillationとelecrical shockを使い分けているようには感じませんでした。引き続き調べます!

 今から除細動をします!と言うのは、お湯を沸かします!と言うのと似ているのかも知れませんね。水を沸かせてお湯にするわけですから、本当は。

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血液検査は絶対量を示しません。 [研修医教育]

 突然ですが、学生時代に腎臓内科の先生が何かに書かれていたことをよく思い出します。患者さんの塩分制限についてです。

 腎臓が悪い患者さんは塩分の制限が必要です。腎臓から塩分を排泄する能力が低下していますから、体に塩分がたまってしまい、心臓に負担がかかったり呼吸が苦しくなったりするからです。夏の暑い時や体調が悪くなった時に腎臓が悪くない人でもご飯が食べられない場合があります。そういう時には、いつも食べられない濃い味の食事を摂っても良いんですよと言う内容の文章でした。なるほど、そうだよね。濃いものでも少量だったらいいよねって思いました。泡盛はアルコール濃度がとても高いですが、少量なら酔わないかも知れませんし、ビールでも大量に飲めば酔うでしょう。

 血液検査にも同じ事が言えます。ナトリウムが高い、SpO2が100%、Hbが15である。これは体内にナトリウムや酸素、Hbがたくさんあることを直接は示しません。あくまで濃度だけです。採取した血液内の濃度が高い、それだけです。

 しかし、カリウムがそうであるように、なんとなく検査の値が高いと、体内でそれが増えていると思い込んでしまいます。

 今回はそれについて考えてみましょう。

 まずカリウムです。カリウムも他の検査と同じように、検査の結果は濃度を示すだけで、体内の総量を直接示しません。しかし、カリウムは細胞内に多く含まれる電解質ですので、血液中の濃度が低い場合には、例外を除いて体内の総量は少なくなっています。血液中のカリウム濃度が低下すれば、細胞内からカリウムが出てきて補正するはずで、そう言う機能があるにも関わらず血液中のカリウム濃度が低いのです。細胞内のカリウム量は少なくなっているはずです。
 これは、カリウムが細胞内に多い電解質だという特殊な条件があるからこそです。

 ナトリウムは細胞内より細胞外に多いため、ナトリウムの濃度、つまりナトリウムと水の比率しか示しません。高ナトリウム血症であっても、ナトリウムは足りない場合、正常な場合、過剰な場合があります。血液検査以外でナトリウムの総量がどうかを想像しなければなりません。それは病歴やバイタルサイン、浮腫や胸腹水の有無、尿量などから想像します。

 SpO2は別の所で書いたと思いますが、末梢へ運ばれる酸素の量は以下の通りです。

 末梢へ運ばれる酸素の量=心拍出量×動脈血酸素含有量
 動脈血酸素含有量(CaO2)=ヘモグロビン結合酸素+溶存酸素
 ヘモグロビン結合酸素=1.34×Hb×SpO2
 溶存酸素=0.003×PaO2

 つまり、末梢に運ばれる酸素の量は、SpO2以外に、心拍出量、ヘモグロビン濃度、PaO2の3つが関連しています。SpO2が100%であっても、心拍出量が減少していたり、Hbが低下していたりすれば充分な酸素が運ばれません。SpO2が100%であっても酸素を投与してPaO2を増やしたりすれば、溶存酸素が増えて、末梢組織に運ばれる酸素の量は増えます。

 Hb値についても同じです。急性出血の時には、濃度が低下しませんから、正常値だったりします。低下してくるのは輸液をした後だったり、時間がたって細胞外液で血液が薄まってきた時です。Hbの値が良いから出血はしていないとは言えないのです!脱水があったりすれば、本当はHb量が減っているのにHb値は正常だったりします。

 血液検査の結果は濃度しか示しておらず、全体量を直接示すわけではないことをよく覚えておきましょう。

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パルスオキシメーターについてもっと知りましょう [医学関連]

 昨日はSpO2かSPO2か?と言う記事を書きました。

 今日はそのSpO2を測定するパルスオキシメーターについてです。指などに装着するだけで、SaO2(動脈血酸素飽和度)が測定できます。すばらしい器械ですし、病院で使わない日はありません。救急外来では特に、血圧や脈拍数と同じ扱いです。

 このパルスオキシメーターは日本人が原理を発明し、アメリカで実用化された物です。逆の事がほとんどなので、とても珍しいですが、日本が誇れる発明です。青柳博士の事を是非覚えておいて下さい。

 さて、パルスオキシメーターなどのモニターが備えるべき条件と言うのを学生の時に麻酔科で習いました。

(1)非侵襲的である 測定するのに患者さんに大きな苦痛を与えない。
(2)リアルタイムである 値がすぐ分かる。
(3)解釈が容易である 数字を読むだけなど。
(4)キャリブレーションが不要である。

 以上の4つです。キャリブレーションとは、測定を開始する前に、設定を自ら行うことで、楽器を演奏する前に、基準となる楽器の音に合わせるみたいな動作です。

 例えば心電図モニターやエコーは(1)と(2)、(4)を満たしますが、(3)がダメです。私はチンプンカンプンです。Aラインで動脈圧を測定するものは(1)と(4)がダメです。

 しかし、パルスオキシメーターは全て満たします。値が90%を切るとまずいと言う事ですから、、94%以上あれば取りあえず大丈夫、、、、(とPALSのテキストに書いてありました。本当??)

 よって、パルスオキシメーターは理想的なモニターであると言う事です。私の知る範囲では他にこのような理想的なモニターは存在しません。こんな素晴らしいものを発明したのが日本人だと言う事を誇りに思います。

 しかし、パルスオキシメーターには注意点もあります。知りたい方は是非この本を読んでみてください!





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SpO2か?SPO2か?それが問題だ [研修医教育]

 救急外来ではSpO2(えすぴーおーつー)と言う言葉が飛び交います。

 これはパルスオキシメーターという器械を使って血液中の酸素を測定したもので、この値が90%を切ると結構ヤバいです。パルスオキシメーターについては別に記事を書きますので、よかったらご覧ください(明日以降)。

 この値をSPO2と書く人がいます。たぶん、間違いだと思いましたが、ちゃんと調べないといけませんので調べてみました。

 こちらのリンクをご覧戴けば解決するのですが、SpO2やPaO2などの最初の記号は大文字です。一次記号と言うようです。
 Sは飽和度、Pは分圧、Vは容量と言うことです。

 二番目の文字は小さく書きます。二次記号と言うようです。これはどの部位の事を言っているのかを表すようです。それが気体であれば大文字、液体であれば小文字だそうです。
 aは動脈血、Aは肺胞、Tは一回換気と言うことのようです。

 三番目はその物質の名前です。O2は酸素、CO2は二酸化炭素と言うことです。が2も本当は小さい字にしないといけないのでしょうね。

 よって、SaO2は動脈血酸素飽和度、PAO2(二次記号のAは小さい字にします)は肺胞気酸素分圧、VT(Tも小さい字です)は一回換気量と言うことになります。

 さて、では二次記号のpはどう言う意味か?と言うと、経皮的という意味のようです。経皮的ではありますが、動脈血なので液体だから小文字になります。SpO2が正しいようですね。

 SVO2(本当はSVバーO2)のvは大文字ではなく小文字だったのですね。知らなかった!!サントリーが今のロゴを発表した時に、どうしてUとNは小文字なんですか?と質問されたら、SとOも小文字ですが何か?と言われたと言うエピソードを思い出しました。

 この動画サントリーの公式な者だったのですね。知りませんでした。


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成人用の点滴回路は20滴で1mlです [研修医教育]

 ええっ!!?!知らなかったシリーズ!!です。

 病院では点滴が頻繁に行われます。こちらのリンクのようなチャンバーと呼ばれるところで水滴がポタポタと落ちますよね。チャンバー内をどのぐらいの早さで点滴薬が落ちるかで、患者さんにどのぐらいの早さで薬剤が投与されるのかを調節しています。

 点滴の回路には小児用と成人用(他にも色々ありますが)があります。小児用は成人用に比べてゆっくり点滴を落とすために使います。決して小児にのみ使うわけではありません。小児用では、1分間にチャンバー内で落ちる水滴の数ml/時の速度で点滴が投与されます。例えば1秒に一滴落ちるように看護師さんが調節したら、1時間に60mlの点滴が落ちるという訳です。
 どうしてそうなるかと言えば、計算すれば分かるのですが、この小児用の回路では、60滴が1mlになるように作られているからです。

 成人用は15滴で1mlだったり、20滴で1mlだったりしていたようです。私が研修医の時に働いた病院では、15滴で1mlのものだっだようです。点滴の落ちる速度は、チャンバーで1分間に落ちる水滴の数×4ml/分だと思っていました。しかし、こちらのリンクによれば、平成21年に20滴で1mlに統一されたようです。点滴の滴下数を合わせることをしないので知らなかったとは言え、いけませんでした。

 現在は、成人用の点滴回路は、1分間の滴下数×3ml/時になると言うことです。医療職は日々勉強しなければいけませんね。だんだん歳をとってくると勉強するのが辛いですが(^^)。

 FBにこの事を書いたら、知らなかったと言う人が結構いたので、ブログの記事にしてみました。


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当直時はミスをするものだと考えて仕事をしましょう [研修医教育]

 研修医(研修医がもう20年以上前の私でも)の先生の大事な仕事の一つは当直です。当直は本来寝る時間に仕事をしていますから、疲れたり、判断が鈍ったり、その他色々でミスをしやすいです。

 救急外来を受診され、医師が入院の必要はないだろうと判断した患者さんの200人に一人ぐらいは入院が必要だったそうです。つまり0.5%の確率で誤診をすると言うことです。

 誤診の頻度については色々言われています。昔東大の有名な先生が退官する時に、私の誤診率は30%程度だと言ったのを、一般の人はそんなに誤診するのか!?と思ったが、医師は、やはり名医だなと思ったというお話があります。

 よって、この0.5%が高いのか低いのかは分かりませんが、もし、この様な比率でミスが発生すると仮定した場合、当直を何回かして、患者さんを延べ200人診た場合、ミスをする可能性はどのぐらいなのでしょうか??

 計算については、こちらのサイトをご覧ください。簡単に言えば、ミスを一度もしない確率は1−0.005の200乗(指摘を受けて訂正しました)ということです。それを100%からひけば良いです。

答えを知りたい方は、、、、、、、、


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