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アミオダロンはその場にないことがありますので、使う時には準備をしましょう [CPRの基礎]

 救命処置講習会などに出席すると、「血管収縮薬を投与しても心室細動が続いていますので、アミオダロン300mgを投与します!」と言う台詞が聞かれます。講習会では、直ちに担当の人が「アミオダロン300mgですね。はい、投与しました!」と言ってくれます。

 しかし、その場にアミオダロンが用意されていることが、どのぐらいあるのでしょうか?

 こちらのアミオダロンの添付文書によれば、アミオダロンは劇薬に指定されています。2013年までは毒薬だったそうです。

 劇薬とは、こちらのサイトによれば、少量で致死的になりうる薬剤であり、毒薬の方が強力な薬と言うことのようです。よって、紛失したり盗難に遭ったりして、必要のない人に使われると大変なことになります。よって、こちらの文書によれば、劇薬は「他の医薬品等と区別して、貯蔵・陳列する必要があります。なお、劇薬は、毒薬のように、特に鍵のかかる場所に保管する必要はありません。」とあります。

 また、添付文書には、アミオダロンは「凍結を避け、25°C以下に遮光して保存」とも書かれています。夏の暑い時には、室温に保存は難しいですね。

 よって、アミオダロンは誰でも入れるようなナースステーションの直ぐ分かるところに置いておくわけにはいきません。病院によっては薬局にしかない場合もあるでしょう。そう言う場合には、早めに誰かにアミオダロンを取りに行ってもらうか、薬剤師さんに持ってきてもらう必要があります。

 どの病棟にも置いてあるよ!と言う場合、薬剤師さんが頻繁にチェックして紛失していないかどうかなど気をつけてくださっているのだと思います。慎重な病院管理者であれば、そんな劇薬を病棟に置いておくなんて!と言うかも知れませんので、そう言う管理者を薬局の偉い人が、現場で直ぐ使う可能性のある薬なので、なんとかお願いしますと頼んでくれているのかも知れません。

 アミオダロンが普通に使えること、多くの人に感謝しなければなりませんね。

 ちなみに、以上の理由により、蘇生講習会にアミオダロンの本物が出てくることはまれですね。

 知りませんでしたが、アドレナリンやキシロカイン、アトロピンも劇薬に指定されています。

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