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話すことあり、聞くことあり [興味ある本]

 今回はすべての方(医療従事者でない方にも)お勧めの本です。エッセイです。値段も1500円と医学書としては破格に安いです。一般書としてはちと高いですが、それ以上の価値があります。是非お読みください。


話すことあり、聞くことあり—研修医当直御法度外伝

話すことあり、聞くことあり—研修医当直御法度外伝

  • 作者: 寺沢 秀一
  • 出版社/メーカー: シービーアール
  • 発売日: 2018/06/15
  • メディア: 単行本


 著者の寺澤秀一先生は、福井大学の名誉教授であり、日本のER型救急のパイオニアの一人の先生で、仏の寺澤とも呼ばれている人格者の先生です。講演もとても面白く、師匠と仰ぐ医師はたくさんいます。私も一度しかお会いしたことはありませんが、勝手に師匠と思っています。

 以前、私が鹿児島の病院に勤めている時に、全く何のコネもない状態なのに、メールで研修医の先生への講演を寺澤先生にお願いしたら、快く引き受けてくださいました。金曜日に鹿児島空港から2時間弱かかる田舎まで来ていただき、地域の医療従事者への講演をしていただき、土曜日の朝研修医の先生たちとカンファレンスをしていただき、そのまま鹿児島空港へ行かれて、翌日の学会に備えてスライド作りをしたい(飛行機は午後の便)とのことでしたが、朝のカンファレンスが盛り上がって、昼食までずっと研修医の先生に熱いメッセージを送ってくださった先生です。感謝のメールを後日送ったら、熱い研修医の先生たちから学ぶことが多かったとお返事いただきました。素晴らしすぎます。

 この先生は「研修医当直御法度」いわゆる赤本と呼ばれている、ベストセラーの本の著者でもあります。これを読んだことがない研修医の先生はいないと言うぐらいですし、これを持っていない救急医は救急医ではないと個人的には思うぐらいの良書です。この本の出版の裏話も書かれています。





 また、指導者とはどうあるべきか、医師とはどうあるべきか、弱い立場の新人医師、新人看護師、患者さんのことを思いやる気持ちにあふれた文章は、日々の忙しさでそういうことを忘れている多くの自称ベテランスタッフ(私のことです)に警告を慣らしています。

 「守られていない新人が患者さんを守れるはずがない」(P.66)と言うお言葉に、特に感銘を受けました。

 皆さん是非お読みください。ほんと素晴らしすぎますよ!

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