So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

肺炎の患者さんが来たら絶食させるべきなのか? [医学関連]

 誤嚥性肺炎という病気があります。食べ物などを間違って気管に入れてしまい、肺炎になるという物です。

 一般的に以下の二つに分類します。
aspiration pneumonia(誤嚥性肺炎)
aspiration pneumonitis(誤嚥性肺臓炎)

 誤嚥性肺炎は食べ物ではなく、口腔内や鼻腔内の細菌を気管に入れてしまう状態で、夜間などにそれが起こることが多いようです。誤嚥性肺臓炎は食べ物が入る物ですが、「肺炎は、主に細菌で起こるため、食事の誤嚥で細菌性肺炎を発症するわけではない。(1)」とされています。

 誤嚥を防げば誤嚥性肺炎は減るかもと言うことで、胃瘻を作ったりする場合がありますが、「口腔内や咽頭、鼻腔に定着していた雑菌が不顕性誤嚥によって気道内に侵入し、気道感染して発症する。この不顕性誤嚥は夜間寝ている間に生じ、PEG留置とは直接関係がないため、PEG留置によって肺炎の発症が減るわけではない。」
 「Kikuchiらが、明らかにしているように、一見、健常にみえる高齢者であっても夜間は高率に咽喉頭分泌物を誤嚥することが明らかにされており、この微量誤嚥(不顕性誤嚥)のほうが、細菌性の肺炎、いわゆる誤嚥性肺炎との関連が深いと考えるほうが臨床的には妥当である 。」

 等と書かれており、肺炎の患者さんを絶食させる意義はほとんどないと考えられます。明らかに誤嚥するような患者さんは、肺炎がなくても絶食にしますしね。

 つまり肺炎だから絶食にすると言う行動は意味がないと言うことです。吐くから、誤嚥しているから絶食にすると言うのはありです。

 こちらの論文を参考にしました。と言うか、ほとんどこの論文の引用です(^^)。

ガイドラインもあります。


nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:学問